2023年5月7日、韓国・JTBCは「英国発のアシアナ航空機が乗客の預けた手荷物を積まずに運航する事態が発生した」とし、「航空会社側は安全のための措置だと説明しているが、乗客への案内は不十分だった」と伝えた。
記事によると、アシアナ航空OZ522便は5日午後8時40分に英ロンドンのヒースロー空港を出発し、韓国の仁川空港に向かう予定だったが、航空機の重量問題により約3時間遅れの午後11時30分に離陸。この際、乗客約260人の受託手荷物を1個も積まずに出発した。
仁川空港到着後にその事実を知らされた乗客からは抗議の声が上がった。ある乗客は「ロンドンで知らされていたら、必要なものを取り出せた」と不満を示した。
抗議が相次いだことを受け、アシアナ航空側は「安全のための措置だった」「出発前に旅客機の油圧系統に問題が生じたため搭載量を制限し、乗客の代わりに手荷物を全て下ろすことになった」などと説明。補償に関しては「整備上の問題だが、補償対象に入っていない」と述べたというが、記事は「国際条約には手荷物配送に伴う遅延補償責任が明示されており、現在の為替レート基準で250万ウォン(約25万6230円)を限度に損害額が認められている」と指摘している。
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