2024年8月8日、韓国・ヘラルド経済は「アップルとサムスンの製品を模倣してきた中国のスマートフォンメーカー、小米科技(Xiaomi)にサムスンのスマートフォンが初めて追い抜かれた」と報じた。「日本市場で苦戦しているサムスンはショックを受けている」「日韓関係の改善で韓国製品の選好度が上がるとの期待から投資を拡大したが、中国にも及ばない結果となった」と伝えている。
中国メディアは7日、市場調査会社Canalysの資料を引用し「Xiaomiは今年4~6月期、日本のスマホ納入台数シェアが前年同期比3倍以上に増加し、サムスン電子を抜いて3位を獲得した」と一斉に報じた。1位はアップルでシェア56%と圧倒的。2位がGoogle(12%)、4位がシャープとサムスン(いずれも5%)となっている。また、上位5社の中ではサムスン電子の下落幅が39%減で最も大きかった。
サムスン電子は日韓関係が改善を見せた昨年から、日本市場に力を入れてきた。マーケティングや投資も拡大し、東京・渋谷に新製品の大々的な屋外広告も展開した。それでも「韓国製品に対する日本の消費者の非選好度の壁は越えられずにいる」という。世界のスマホ市場ではシェアトップの座を守っているが、唯一、日本でだけは苦戦を強いられており、「サムスン」のロゴを製品から消すまでしたが効果はなかった。昨年からは日韓関係改善を受けてロゴを復活させ、日本のメディア・消費者向け公式ニュースサイトもオープンしたという。
サムスンが日本法人を設立したのは2008年10月。Xiaomiの日本進出は19年12月と、サムスンよりかなり遅い。しかし、Xiaomiは「アップルのiPhoneを除く海外ブランドでは最速で日本市場を確保した」と自評している。「サムスンを抜きグローバルトップの座を手に入れる」と宣言もしているという。
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