神宮外苑再開発、国際学会が停止を勧告「SDGsの世界の標準からかけ離れている」
海外の環境アセスの専門家からは「セントラルパークにビルを建てるようなものだ」などの声があがったという
東京・明治神宮外苑再開発をめぐり、環境影響評価(アセスメント)の世界的な学会「国際影響評価学会(IAIA)」日本支部は6月15日、環境アセスの進め方に問題があるとして、東京都の小池百合子知事に工事の中止などを勧告した。
神宮外苑再開発では、神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所を交代して建て替えるほか、高さ190メートルや185メートルの高層ビルを建築する。<中略>
■日本イコモスを招いて科学的な議論を
IAIA日本支部は、こういったやり方は「SDGsを求める世界の標準からかけ離れている」として、科学的な議論が行われないまま再開発計画が進められることへの懸念を表明。
SDGsウォッシングにならないよう、日本イコモスを招いて公開の議論を行うとともに、同団体が指摘した問題が解明されるまで工事の停止を命じるよう小池知事に求めた。<中略>
石川氏によると、日本イコモスは現在パリのイコモス本部に対し、貴重な文化遺産の保全を警告する「ヘリテージアラート」の発令を求める準備に動き出している。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/jing-gaien-iaia_jp_648977b7e4b027d92f903548


