1:名無しさん




 思想警察?――。ある警察署の外壁に、言論や思想を弾圧したかつての特別高等警察(特高)を連想させるような文字が大きく掲げられていた。インターネット上で取り沙汰され話題となっていたが、今夏の庁舎改修工事で消えた。ネット上では「見に行っておけば……」と惜しむ声も上がっている。

ネットで話題、署長も「驚いた」

 「表示が消えたことが話題になっていると署員から聞いて驚いた」。兵庫県警宍粟(しそう)署の宮村卓也署長がこの夏の出来事を振り返る。「しそうけいさつ」。署の白い外壁には大きく平仮名でそう記されていた。ツイッターなどでは以前から「思想警察」と結びつけてネタにされていたのだが、それが消えたことが「悲報」として話題になった。

 庁舎は2月から長寿命化の改修工事が進む。7~8月ごろ、外壁が再塗装され、署の表記は平仮名から漢字の「宍粟警察署」に変更された。工事用のシートや足場が撤去され、一新された署の外観写真が投稿されると「ああ、何たること」とネット上がざわめきだした。

https://mainichi.jp/articles/20221201/k00/00m/100/162000c