ほとんどの生き物は、人工繁殖が極めて難しいというのは生物学者ですら意外にも普段認識していない事実ですよね。僕自身、ショウジョウバエ科の多くの種が繁殖困難と知って驚いたのは割と最近のことです。 https://t.co/rpMzoYeGVw
— 奥山雄大(茨城県在住関西人) (@yokuyama) April 10, 2025
うちの雑草研究者も、一部外来雑草に花の綺麗なものもあることから栽培法を一般の人に相談されることがあるがそういう研究はうちはやっていないと、笑って話していました。
— 三鷹うい (@ouimitaka_com) April 10, 2025
「雑草はね、たまたまそこの生育環境が合って育ってしまっただけで、丈夫な植物ってわけじゃないんです」
と言っていた。
家畜や栽培植物の元になった動植物、生物学のモデル生物って、限られた空間で簡単に累代飼育できてしまう、極めて異常な動植物なんです。
— 村山茂樹 (@Clunio) April 11, 2025
ショウジョウバエ科、繁殖困難どころか、幼虫期の発生資源すら明らかになっていないものが大半ですから。
— 村山茂樹 (@Clunio) April 11, 2025
ちなみに、日本のキンバエ属でも、ミヤマキンバエ、ニセミヤマキンバエ、カエルキンバエの3種もの幼虫期やその繁殖資源が未解明です。
— 村山茂樹 (@Clunio) April 11, 2025
幼虫期が死肉食性であることがわかっている、キンバエ、ミドリキンバエ、コガネキンバエ、スネアカキンバエ、オガサワラキンバエ、トウキョウキンバエ、ヒロズキンバエ、ヒツジキンバエの中ですら、簡単に累代飼育できるのは、ヒロズキンバエとヒツジキンバエの2種だけです。
— 村山茂樹 (@Clunio) April 11, 2025
最近誰かがSNSでカエルキンバエの幼虫期と思われる写真撮影してましたね。
— 奥山雄大(茨城県在住関西人) (@yokuyama) April 11, 2025
熱帯魚のコペラ・アーノルディ、魚類の中で唯一とも言われるエラ呼吸なのに水上繁殖するのとか、よく見つけたなあって思う(水上の草の上などで産卵し、孵化するまで水を運び続ける。他のコペラ属の魚にも同様の行動をするものはいない) https://t.co/SPbGfhLi1W
— 電2【⋈】ヨンデナアップダウンス (@yondena) April 11, 2025
モグラの飼育下繁殖も、昨年世界で初めて報告されたばかり(多摩で飼育が始まって25年目の快挙)https://t.co/OESHYSlkvC https://t.co/tWa4p6apxi
— 郡司芽久(キリン研究者) (@AnatomyGiraffe) April 11, 2025
タコイカはほんと飼えないですね、、
— Masa-aki Yoshida (@yoshidamasaaki) April 10, 2025
健康に飼育するのだけで大変。繁殖なんて世界で数える機関だけ
水圏のプランクトン型繁殖はニンゲンと相性悪すぎ https://t.co/3OrAQrFuHI
エンボディメントを感じます。工学のひとは「飼育が簡単」と言われている、家禽化されてない生物の繁殖をやってみると「生物を制御できる」と言いづらくなると思います。 https://t.co/jRTz5yxG5c
— Katsushi Kagaya, PhD (@katzkagaya) April 10, 2025
カブクワブームも始まってもう何十年かなるけどカブクワたちの飼育方法もユーザー全体が総当たりで「あーでもないこーでもない」って模索し続けて今があるんな https://t.co/rEeF9E2GeP
— 銀次郎 (@kakiage20) April 11, 2025
人間が制御してると思われる農作物だってほとんどはは季節を外しては作れないし、温暖化でうまく作れなくなってきてる… https://t.co/J2n1VUA9cr
— なちゃまま (@SHhR31ue2bQIcdS) April 10, 2025
野外にわんさかいる生き物でも、飼育下で繁殖させようと思うと苦戦するのはほんまにあるある…ฅ^・ω・^ฅ
— ねゔぁもあ (@Nemain496) April 10, 2025
なお、まれに野外で希少なのに飼育下でめっちゃ増える生き物もいる、ハムスターとかクレステッドゲッコーとかがそれฅ^・ω・^ฅ
生き物の一般化した記述にはほぼ必ず例外おるの法則ฅ^・ω・^ฅ https://t.co/cEX4efK9yX
まず餌が意外とわからんのよな、図鑑とかに書いてある餌だけだと実は不足があって、野外から採集してきた個体は繁殖できたけど、2代目が大きくなったところで繁殖させようとするとポシャるパターン多すぎて泣くฅ^・ω・^ฅ
— ねゔぁもあ (@Nemain496) April 10, 2025
その辺のカエルとかですら繁殖までいけた人そうそういないと思いますねฅU-ﻌ-Uฅ
— ポカリいっぬ⌬ (@partial_yellow) April 11, 2025
両生類はあんまちゃんと飼ったことないけど、野外で卵探しする分には、産卵場所の好みがピーキーすぎると思うฅ^・ω・^ฅ
— ねゔぁもあ (@Nemain496) April 11, 2025
これ「繁殖の成功例を作ることが出来た」という情報ばかり世の中に出るから「そういうのが普通にできるようになった現代の科学技術」位の認識の人がほとんど。
— 食道 (@syokudooo3125) April 11, 2025
実際の研究者達は総当たりで頑張ってたりするし、その中で数少ない成功体験こそはあれど、それを商業化出来るレベルにするのは難しい。 https://t.co/OEhQ7jJlNC