1:名無しさん




屋内の砂利って、本当に大変なんです。

モダン建築を見ていると、時々、床一面に砂利が敷かれた空間に出会いますよね。美術館や博物館のエントランス、時にはトイレの一部やロビー、通路など――外と中の境界をあえて曖昧にして、自然との一体感を演出する仕掛けとして使われています。 たしかに見た目は美しい。でも、あれって維持が相当大変なんだろうな、といつも思うのです。

屋内の砕石敷き、砂利敷き――ちょっと待ってください。

住宅や旅館の設計でも、和モダンな雰囲気を出すために屋内に砕石を敷き詰める例を時々見かけます。石というのは、日本人にとって空間を象徴する特別な素材ですよね。庭園でも、庭石で山を表現したり、砂利と岩で島や海を想像させたりと、まるでアートのように扱われます。

ただし、屋内で石を敷く場合は少し事情が違います。あくまで「床の仕上げ材」や「観賞用の素材」として使われるわけですが――これがなかなかの曲者なんです。 そう、掃除がとにかく大変。

屋内では空気中のホコリが常に舞っています。そのため、砕石の隙間にどんどんホコリが入り込み、いつの間にか溜まってしまうんです。もちろん石の表面にもホコリは乗りますが、掃除機をかけるわけにもいきません。できることといえば、昔の本屋さんのように、ホコリ叩きでトントンと叩くくらい。――想像しただけで、ちょっとため息が出ますよね。

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