「中国政府がアメリカからのすべての輸入品に34%の追加関税を課すと発表」
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
を解説します
中国からの報復関税に対し、トランプ大統領の反応は短文であり
中国の強硬措置による経済効果は限定的で、輸出依存型の経済構造では対抗措置で米国を揺さぶることは難しい事は明らかだ
✱長文になります https://t.co/oTS4v9PNPj pic.twitter.com/f81erwTjws
中国政府は、アメリカのトランプ政権が「相互関税」として、中国からの輸入品に34%の関税を課すとしたことに対抗し、今月10日からアメリカからのすべての輸入品に同じ34%の追加関税を課すと発表しました。米中が互いに追加関税を掛け合う事態となっていて貿易摩擦が一段と激しさを増しています。
中国財政省は、4日、アメリカからのすべての輸入品に対し、34%の追加関税を課すと発表しました。
アメリカのトランプ政権が「相互関税」として、中国からの輸入品に34%の関税を課すとしたことへの対抗措置で、アメリカの措置の発動と同じ日本時間の今月10日午後1時1分から実施するとしています。
全文はこちら
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250404/k10014770481000.html
米国が中国へ輸出するエネルギーや農産物の需要弾力性は低く、逆に中国の工業用消費財は容易に置き換えられる
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
中国国内需要の不足と過剰生産能力が苦境を悪化させており、中国政府は消費を促進し、貿易不均衡を解消するために所得分配の改革を行うべきだろう
4月3日木曜日、米国は中国製品に対し、当初の20%の追加関税に加えて34%の相互関税を課し、総関税率は54%となり、米国の関税率のすべての国の中で第1位となった
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
欧州連合、日本、韓国、ベトナムなど各国は、米国とのビジネスを継続したいと考えており、非公式に米国と貿易交渉を図る
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
逆に中国は厳しい対応をとっており、中国財務省は金曜日、4月10日から米国からのすべての輸入品に34%の関税を課すと発表した
関税とは別に、中国は、市場ルールや契約上の義務に違反したとして、米国企業11社を「信頼できない企業リスト」に追加した
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
中国商務省はまた、米国の16の企業を輸出管理リストに追加し、サマリウム、ガドリニウム、テルビウムを含む希土類関連7品目に輸出規制を課すと発表した
また、中国商務省は世界貿易機関(WTO)に米国に対する正式な苦情を申し立て、米国の関税政策は「WTOの規則に深刻に違反し、WTO加盟国の正当な権利と利益を深刻に損ない、ルールに基づく多国間貿易システムと国際経済貿易秩序を深刻に損なう」と述べた
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
新華社はさらに踏み込み、中国に34%の追加相互税を課すというワシントンの決定(これにより米国の対中関税は合計54%となる)は「国際貿易ルールに反する」ものであり、中国の利益を深刻に損ない、世界経済の発展、生産、サプライチェーンの安定性を危険にさらすものだと批判した
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
貿易量や貿易黒字の観点から見ると、中国は米国市場に依存しすぎており、中国の対抗措置が米国に与える影響は限定的だ
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
トランプ大統領は中国の一連の反応に対し、わずかな短文で応答し
「中国は間違った対応をし、パニックに陥った」と述べた pic.twitter.com/3gImJeRHsY
中国は米国に対して34%の報復関税を課すが、トランプ大統領はなぜ急いでいないのか?
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
2024年、中国の対米輸出額は5,247億ドル、対米輸入額は1,636億ドルで、対米貿易黒字は3,610億ドルとなり、中国の総黒字9,921億ドルの36.4%、中国のGDPの2%を占める pic.twitter.com/MnVIBHBRDr
そして、ASEANやメキシコ経由の対米輸出額を加えると、中国の対米輸出額は6,500億ドルに達し、中国の総輸出額3,577億2,000万ドルの18.2%、中国のGDPの3.5%を占めることになる
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
貿易黒字は4,800億ドルに達し、中国の総黒字の48.4%、中国のGDPの2.6%を占める可能性がある
しかし、中国が米国から輸入する1,636億ドルは、2024年の中国の総商品輸出額20,640億ドルのわずか7.9%、GDPの約0.5%に過ぎない
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
中国と米国の間の貿易赤字は、毎年米国の経済成長を低下させるマイナス要因となっている
米国と中国との、双方の輸出品構造から見ると、米国は需要弾力性が比較的低い食品やエネルギーを中国に輸出しているのに対し、中国は需要弾力性が比較的高い工業用消費財を輸出している
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 5, 2025
このため中国は不利な立場にある
食料品など生活必需品は製品の需要弾力性が低く関税や価格がいくら高くても、購入する必要があります
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
しかし、工業用消費財の場合、需要の弾力性ははるかに大きくなる、関税が上がり、価格が上昇すると、需要は大幅に縮小する
中国が米国から輸入する1000億ドル以上の商品のうち、大半は石油、液化天然ガス、農産物
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
中国は米国の工業製品を輸入したくないというわけではなく、米国は中国への半導体関連や戦略物資など高価格帯製品の販売を禁止して pic.twitter.com/IhFYIDiyXL
中国は1000億ドル以上の米国製品に34%の関税を課しており、米国の輸入業者は間違いなく中国からの輸入を減少するだろう
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
しかし、中国は農産物とエネルギーの純輸入国で米国から輸入しなければ、他の国から輸入する必要がある
米国が課す54%の関税は間違いなくより大きな影響を及ぼすだろう
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
これは、中国の輸出品が主に消費弾力性の高い工業用消費財であるという事実に関係しており
工業用消費財の輸出には競合相手が多く、生産量を増やしやすいことも関係している
中国が米国に衣料品を輸出しているが、関税によりメキシコやベトナムの競合企業が中国の注文を奪う可能性がある
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
ベトナムの関税は46%で、中国の54%よりそれほど低くはないが
ベトナムは米国に副首相を派遣し、米国との関税引き下げと引き換えに非常に有利な貿易条件を提示する用意がある
中国は所得分配制度の改革と中国国内需要の拡大が、トランプ大統領の相互関税を解決する唯一の方法だろう
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
(これまでの日本のように)
米中関税戦争を含む中国と諸外国の間の現在の貿易紛争は、主に輸出が多すぎ、輸入が少なすぎ、貿易黒字が多すぎるという事実に起因している
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
中国の貿易黒字は米国の貿易赤字で、自国の貿易赤字を拡大させて、他国に貿易黒字を提供しようとする国はない
通常の解決策は、輸入を増やし、貿易黒字を減らすことであるはずだ
例えば、「すべての国からの輸入品に一方的なゼロ関税を実施する」ことも1つの手だろう
しかし、理論は豊かだが、現実は暗い
中国の工業生産の過剰能力と国内需要の深刻な不足により、中国国内企業の過剰能力問題を解決するには
例えば輸入が1億ドル増えるごとに、輸出が1億ドル増える必要があるからだ
通常の解決策は、輸入を増やし、貿易黒字を減らすことであるはずだ
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
例えば、「すべての国からの輸入品に一方的なゼロ関税を実施する」ことも1つの手だろう
しかし、理論は豊かだが、現実は暗い
中国の工業生産の過剰能力と国内需要の深刻な不足により、中国国内企業の過剰能力問題を解決するには…
米国と中国との貿易不均衡を解決するための手段が限られており、行動を起こすことが難しい
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
実際、中国経済の根本的な問題は、急速に成長する生産供給能力に追随しない、中国の所得分配制度によって生じる個人の購買力の不足と消費水準の低さの矛盾にある
中国は、急速に拡大する生産供給能力が国内需要を上回ったことから、2000年初頭のWTO加盟を機に、急増する輸出受注を通じて国内需要を上回る生産能力を海外輸出へと展開した
中国から輸出の急速な成長が続くと、主要市場国の経済的利益に影響が及ぶため、影響を受ける国は必然的に関税措置を通じて自国を守ることになる
中国は、急速に拡大する生産供給能力が国内需要を上回ったことから、2000年初頭のWTO加盟を機に、急増する輸出受注を通じて国内需要を上回る生産能力を海外輸出へと展開した…
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
このような状況に直面して、中国が取るべき唯一の正しい解決策は、国民所得分配制度の改革を着手し、個人所得の比率を高め、国家所得の比率を下げ
それによって固定資産投資の過大な比率を抑制し、国内消費の比率を高め、国内需要を急速に拡大することで輸出の縮小を解決し、吸収することである
まぁ台湾侵攻を実行しようとする習近平は、この政策は実施しないだろうね
以上です😊
このような状況に直面して、中国が取るべき唯一の正しい解決策は、国民所得分配制度の改革を着手し、個人所得の比率を高め、国家所得の比率を下げ
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
それによって固定資産投資の過大な比率を抑制し、国内消費の比率を高め、国内需要を急速に拡大することで輸出の縮小を解決し、吸収することである…
一番ダメージ食らう中国が一番強く反発するのは何かのバグでしょうね。
— サウスポー🇺🇸国際流浪漢 (@chamio22) April 6, 2025
トランプ大統領が更に倍返しで、対中国関税率78%とかになったりして😅
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
四面楚歌改め「四面中歌」ですな😅
— 有明省吾ρρ ★🗣🇯🇵 (@BAKA1DjoEI) April 6, 2025
ゲーム理論だと、米国と中国は協調姿勢の方がメリットあるのに
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) April 6, 2025
お互いに闘争を選びそう😅 pic.twitter.com/j2qfOWJprm
わかりやすい解説ありがとうございます。習近平は外国に弱みをみせられないから経済合理性を無視しても報復に出るしかないですね。ただ注意すべきは相互関税に入っていないであろうレアメタルやレアアース類を対米輸出規制にでる様ですね。
— ほら吹き男爵 (@horahukibaron) April 6, 2025