そういえば、いわゆるゼロ打ちができるくらい、選挙の出口調査(統計学的には標本調査)からの統計処理に関しては一定のスキルを持っているはずの新聞が、選挙以外の所では科学的な題材を扱う統計の文脈をしばしば正しく扱えないのが、マスコミのナカノヒトとして20年近く働いてきていてなお、全く謎。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
念のため、今晩「ゼロ打ち」がなされるかどうかという観測にはまったく材料を持っていませんし、無関係です。少なくとも私が扱う原稿においては、私の学んできた、学びつつある限りの、正しい統計学の運用を適用して仕事するよう、努力しています。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
私個人の思いとしては、アカデミアに進むという選択をしなかった理系の人たちにもっとマスコミに来てほしい。新薬の性能評価とか科学原稿書いてデスクから「有意差ってなんや?(デスクが教養として知らない)」みたいなこと言われるのは、社会の進歩を目指すべき勢力としてどうなんでしょうか?
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
選挙のプロはいても選挙の統計のプロは聞いたことないので、中は適当なんだと思う。
— なんちゃっ亭 ふまじめ (@nanchattei_f) July 7, 2024
当確打ち間違いした時も、統計学的理由を挙げたことはないし。
歌番組のランキングとかと一緒じゃなかろうか。
念のための補足。新聞他社のことは分かりませんが、通信部時代に一般紙の方の選挙に際して、借り出されたことはあります。各種マニュアルを見る限り、弊社の出口調査の統計処理に関しては、統計学的にまともなプロトコルが構築されていると思います。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
「すぐに答え合わせができるか」が大きな要素の1つとしてあるのではないでしょうか。
— だいり (@dairiagu) July 7, 2024
選挙の予測であれば少なくとも選挙後には必ず答えが公になるので、もし予測が間違っていれば即座にその理由の検証ができます。一方で例えばニセ科学などではそのような検証の機会はまずない気がします。
いや、検証とかなんとかいうこと以前に、「有意差ってなんや?」ですよ?。t-検定も、中央値も分からんのでは、検証する能力そのものが備わってないでしょう。もちろん、全部が全部ではありませんが。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
まぁ実際の調査はベンダーがやってますしね。
— 佑介 (@ovoghost) July 7, 2024
(ベンダー時代に出口調査業務参加しました。)
各社事情は異なりますし、データを集めるフェーズと、集まったデータを統計的に運用するフェーズは分けて考える必要もあります。プログラム組んで計算させるにしても閾値や採用する信頼区間を設定するのはやはり人。さらに開票所での遠隔観察票読みなども絡んで来ます。最後の決断は人なのです。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
2週間に一度の世論調査の際に「0.7ポイント上がった/0.5ポイント下がった」と騒いでいるのを観ますと「記事書いた人は誤差って言葉知ってるの?」と思います。中日新聞含めどこの新聞やテレビでも。
— 快速特急_ひのえ鳥(SKE名:まちゃぴん/ラジオ名:チェックメイト) (@Checkmate_Aichi) July 7, 2024
「平均」以外の統計代表値を正しく説明できる記者は(どこの社と言わず)3割いるだろうか?いてほしいなあ。「〇×%信頼区間」になると1割いるかどうか…
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
選挙の出口調査は型が決まっていて、それに当てはめるような話。実は統計がよく分かっていなくてもできるのではないだろうか。
— Toshiaki KOUNO (@tkounoeconomist) July 7, 2024
調査員は決められたフォームを守ってくれれば、統計を運用できなくても問題なく調査できます。しかし、得られたデータを実際に運用して当確を打つ決断をする人は必ず各社にいるわけで(今後AIに置き換わるかどうかということは別の問題)、少なくとも統計が正しく分かる人はいるのです。
— 若原隆宏・「東大卒獣医が教える 馬券に役立つ競馬科学」5/31上梓 (@VetPress) July 7, 2024
自分で考えなくてもマニュアル通りにやればできるのでしょうね
— Stevie Johnson (@StevieJ64099245) July 7, 2024
選挙チームって普通の記者と全く別物だしシステムとして組み上がってるから運用する人はデータ入れるだけだから、選挙に関わっても記者に統計能力上がらないし。
— 7K1AEU/8 サッポロHX620 (@K1Aeu) July 7, 2024
記者がデータの処理を行っていないからでは?
— 卵焼き美味しいよ (@touketutamago77) July 7, 2024
外に情報の処理を任せて上がってきたものを元に記事を書くとかそんな感じではないんです?
編集や記者は分析担当スタッフを見下してるからでしょ。世論調査の質問の仕方なんかはどんどんおかしくなっていて統計軽視は明らか。
— リベラリスト (@liberalist2023) July 7, 2024