1:名無しさん


「石破おろし」ためらう理由は消えた

スマホからも金を賭けられるオンラインカジノについて、警察庁の推計では違法だと思わない人が4割を超えるという。石破茂首相もこの口なのだろうか。来年度予算案成立後の総裁選実施を求める声が自民党内で上がり「石破おろし」が再燃する兆しが見えた途端に首相の金銭スキャンダルが表面化し、自ら火に油を注ぐ形となった。衆院1期生議員との会合に合わせ、商品券を配布していた件である。

首相は「政治資金規正法にも公職選挙法にも抵触せず、法的には問題ない」と主張し、質問した記者に向かって「第何条のどの条文をおっしゃってますか」などと詰め寄る逆ギレぶりを見せた。法律違反だと認めれば直ちにアウトとなるので思わず力んだが「お土産代であって政治活動には当たらない」という釈明で通用するかどうかはグレーゾーンだ。何よりも、身近に接する記者に詰問する行為は敵を増やす。

首相はこうした商品券のばらまきを10回近く重ねていたという。さきのオンラインカジノの調査では、経験者の6割がギャンブル依存症を自覚していた。ケチで評判が悪いことを自認する首相は、手っ取り早い人気取りと思い込んで「お土産」を乱発していたのだろうか。自民党が引きずっている政治とカネの問題は、政治資金規正法改正の行方が一つのカギとなっていたのに、首相のスキャンダルでぶち壊しになりそうだ。

https://www.sankei.com/article/20250321-KHKYJUL7CFMXBD2QWJF46V3OJI/