技術屋として、阪神淡路大震災で損傷した工場の復旧工事をやった。で、東日本大震災があって、今回の能登の大地震。あくまでも「元」技術屋の個人的な感覚だけど、阪神淡路大震災から比べて、土建屋さんの人数と機材の量が激減してる気がする。東日本大震災の復旧の進みぐあいと今のを比べるのが、そも…
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
プラント会社を辞めたあとも、お世話になった土建屋さんの社長さんとは、たまに連絡を取り合ったりしていたけど、いわゆる「コンクリートから人へ」の時期にかなりの数のオヤジさんが廃業した。そのあとも資材費やらは高騰するけど工賃は上がらないってんで辞めた会社もあったし。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
「この先、明るさが見えない業界だから」って、子どもに継がせられないって会社を畳んだ人もいた。あと、つい最近、「インボイスが導入されたから辞める」って畳んだ「一人親方」がいた。気がついたら私が連絡がつく土建屋さん、ほぼ全部がリタイヤしてる。まあ、年齢もあるしね。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
ただ、こちらがポンチ絵を描いて「こんな感じでやりたいんすよ」と言ったら、的確にこちらの意図を読み取って、「じゃあ、こんな感じ?」って返してくれて、その日のうちには作業に取りかかってくれたオヤジさんたちの技術力が喪われちゃったのは、本当に惜しいと思うんだよなあ。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
復旧工事にいくら予算を付けたとしても、実際に作業をしてくれる人がいなければ石コロひとつ動かせない。そういう意味では、公共工事を悪者にして、「無駄をはぶく」と言って予算を削減していったのは、こういうときに困るよなあ。「無駄」じゃなくて「余裕」だったんだと思うんだ。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
だから、繰り返しになるけど「東日本大震災のときは、発災後1週間でここまで復旧した。なのに今回は」と言ってる人がいるけど、東日本大震災と能登半島の地理的要因とかに加えて、そもそも工事に取りかかれる人の数が大きく異なっている、という要素も考えに入れたほうが良いと思う。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
阪神淡路の時は頭数揃えるのも
— hetarenger (@hetarenger1973) January 10, 2024
容易だったはずですしね…
当時西成の案内所の前とか
人足手配の車やら日雇いの人で
すごい賑わってましたもん。
策源地が近いと行動が容易になるのは
銀英伝の世界と同じです
ただ、発災後すぐに阪神圏の土建屋さんは払底しちゃって、私が頼んだ四国の土建屋さんは現場(甲南地区)に来る途中、あまりの惨状に怖くなって引き返しちゃって。ダメ元で電話した千葉の土建屋の親父さんが「任せろ」って駆けつけてくれました。あれは嬉しかったなあ。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) January 10, 2024
民主党政権が地域の建設業を潰しましたからねぇ
— senka (@senka354) January 10, 2024
関西生コンみたいにツテがあればよかったのかもしれないけど
https://t.co/EWEf8SuvgX 民主党政権の「コンクリートから人へ」が間違っていたということやで。また建設作業員らエッセンシャルワーカーを「ブルーカラー」などと軽蔑してきた者の責任も重い。
— 伊勢志摩の民 (@watarai_pearl) January 10, 2024