イギリスで上演されていた『となりのトトロ』の舞台「My Neighbour Totoro」が、ローレンス・オリヴィエ賞に9部門でノミネートされた。ローレンス・オリヴィエ賞は、その年に上演された演劇やオペラに与えられる、イギリスで最も名誉ある賞だ。
「My Neighbour Totoro」は、イギリスの名門演劇カンパニーであるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)により、ロンドンのバービカン劇場で上演されていた。エグゼクティブ・プロデューサーを、映画で音楽を手掛けた久石譲氏が務めている。
2022年10月から始まった公演のチケットは、販売開始初日にバービカン劇場の初日販売記録を更新。今年の1月21日に千秋楽を終えるまで、13万3000枚のチケットが完売という大盛況ぶりだった。
チケットの売れ行きだけではなく、ニューヨーク・タイムズから「ロンドンのステージで最も愛らしい光景」、ザ・フィナンシャル・タイムズから「思いやりをほめたたえる、優しくてひたすらに美しいファミリーショーだ」と称賛されたほか、ガーディアン紙をはじめ多くの劇評で五つ星を獲得するなど、批評家からも高い評価を受けていた。
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