元社員のYouTuberがコメント
そんな中、ビッグモーターの元社員「中野優作 / 忖度無しの車屋社長」(登録者数11万人)が声を上げました。中野は現在、業販専門店「BUDDICA(バディカ)」の代表取締役を務める人物で、YouTubeでは中古車や自動車業界に関する情報を発信しています。中野はかつてビッグモーターで幹部職に就いていたとのことで、現在も社内に知り合いが多く、社内情勢にはかなり詳しいようです。
報道された不正請求や車検の不正について中野は、自身が務めていた7年前までは「そんなことする会社じゃなかった」とコメント。しかしながら、近ごろ中野が知り合いに社内の様子を聞く限りでは「(不正は)実際あったと思います」と断言します。具体的には、
(不正を)やらせるように指示が来てたけどやらなかったとか、それによって飛ばされたとか、全部聞いてます
勇気を持って声あげたら更迭になる
といった現状があると明かしました。
2016年に報じられた社内騒動を皮切りに、ビッグモーターは不祥事が相次いで報道されています。これまで中野がビッグモーターについて名指しして取り上げる動画の投稿を避けてきたのは、会社に大きな恩義を感じていたためだそう。中野は声を詰まらせつつ「昔はいい会社だったと思います…」「創業者の兼重宏之さんは僕にとっては父親の存在で、絶対にこんなことは許さない人です」と語りました。
「人事にかなり問題がある」と指摘
中野は今回のような不正の背景には世代交代があると考えているそうで、「人事にかなり問題があると僕は思ってます」と指摘します。創業者の兼重宏之氏は、すでに第一線からは退いているようで、これにともない幹部のメンバーも交代が進んでいるようです。
現在のビッグモーターの幹部について中野は
上にいい話しかあげないような人しか登用されなくて、その人たちはもうめちゃくちゃ現場にプレッシャーかけるんでね
つまり会社の方が怖いからお客さんの方にぼったくりをして、自分のポジションを作るようにし始めて。そういう人がすごいすごいって(社内で)騒がれるんですよ
と内情を明かします。
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https://yutura.net/news/archives/93626