ドイツサッカー連盟(DFB)は10日、ハンジ・フリック監督の解任を発表した。
9日に国際親善試合のドイツ対日本が開催。ドイツにとってはカタール・ワールドカップ(W杯)のリベンジを果たす機会になったが、日本に先制された中で一度追いつくも、その後に3失点。ホームで1-4の惨敗を喫した。
グループステージ敗退となったW杯後、これで直近の5試合で1分け4敗と低調なパフォーマンスを続けるドイツには、日本戦後も大きな批判にさらされた。そして、DFBは10日にフリック監督の即時解任を決定。また、アシストタントコーチのマルクス・ゾルグ氏とダニー・ロール氏の解任も発表している。
DFB会長のベルント・ノエイエンドルフ氏はこの決定について、「最近の残念な結果を受けて、男子A代表チームには新たな推進力が必要であるということで合意した。自国での欧州選手権に向けて、ポジティブかつ自信をもつメンタリティが必要だ。フリックと彼のコーチをサッカーの専門家としても人としても評価しているので、私の決断で最も難しいものだった。だが、スポーツ面での成功が最優先事項で、この決断は避けられなかった」と説明した。
なお、ドイツは来年開催されるEURO2024のホスト国となっている。後任については「できるだけ早く指名」と検討中であることを伝えている。12日に行われる国際親善試合のフランス代表戦はルディ・フェラー氏、ハネス・ヴォルフ氏、サンドロ・ワグナー氏が共同で暫定的に指揮を執るとのことだ。
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