積水化学工業株式会社が供給した住宅における建築基準法の規定への不適合について
令和5年4月14日 国土交通省
○積水化学工業株式会社より国土交通省に対し、以下の報告がありました。
(1)同社が供給した木造共同住宅6棟において、界壁の一部が施工されておらず、建築基準法に適合していないとのこと。
(2)同社が製造した国土交通大臣認定の仕様に適合しない防火設備(引違い窓)が、同社が供給した住宅2,640棟(窓数:7,998台)に設置されているとのこと。
○これを受け、国土交通省は同社に対して、調査・改修の実施等の所要の対応を速やかに行うよう指示しました。
1.事案概要
(1) 共同住宅における界壁に関する建築基準法の規定への不適合
令和5年4月5日、積水化学工業株式会社より、国土交通省に対し、同社が供給した木造共同住宅のうち1棟において、界壁の一部が施工されておらず、建築基準法に適合していない(共同住宅の界壁は建築基準法に基づき小屋裏まで達するものとする必要があります。)ことが判明したとの報告がありました。
(2) 防火設備(引違い窓)に関する国土交通大臣認定の仕様への不適合
令和5年4月5日、積水化学工業株式会社より、国土交通省に対し、同社が製造した防火設備(引違い窓)の一部において、国土交通大臣認定の仕様に適合しない製品であることが判明したとの報告がありました。上記報告を受け、国土交通省から同社に対し、対象の防火設備の出荷先等の調査を指示した結果、令和5年4月13日までに、以下の報告がありました。大臣認定の仕様に適合しない製品が設置されている物件は、積水化学工業株式会社の住宅事業を担うセキスイハイムグループ各社が施工した住宅2,640棟(窓数:7,998台)で、平成27年2月から令和5年3月に据付をしたものであること。
https://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000961.html