■アニメ制作業界の間で広がる不信感
逆風にさらされているNetflix。日本国内でもオリジナルアニメの製作をめぐり制作会社から不穏な声が聞こえる。「2022年に入ってオリジナルアニメの企画がまったく通らなくなった」と話すのは、複数のNetflixアニメ制作に関わってきた制作会社のある幹部だ。
「企画が通る本数が減っただけでなく、動き出そうとしていた企画が急に止まった例もあり、影響は深刻だ」と語る別のアニメ制作会社幹部もいる。複数のアニメ制作関係者が同様の話をしており、Netflixは2022年から日本でのアニメ製作本数を減らしていると見られる。会員数が減り始めたタイミングでもあり、コスト削減のためアニメの製作を減らしているのではという見方も広がっている。<中略>
ただ、Netflixがこのタイミングで戦略を変更した背景には、会員数の減少よりも深刻な課題がありそうだ。それは、Netflix独占配信アニメの中にヒット作があまりないという根本的な問題だ。
■2次展開しやすいテレビに回帰する動き
「Netflixが独占配信するアニメは、配信時さほど話題にならなくても、数年後にテレビで公開されると反響がよくなる作品がある」と話すのは、さらに別のアニメ制作会社の幹部。無料で同じ時間に視聴されるテレビアニメは、視聴者同士がSNSで一緒に盛り上がりやすいこともあり、ヒットにつながりやすい傾向にあるようだ。
また、Netflix独占配信の作品は、アニメ制作会社が少し高めの制作費を受け取れたとしても、自社でのノウハウに乏しくその後の2次展開(グッズ販売など)が難しいという、作り手側の構造もヒットの障害になっている。近年はアニメ制作会社がNetflixなどの動画配信に注力する流れもあったが、「直近では2次展開しやすいテレビに回帰する動きが強まっている」(アニメ制作会社幹部)という。
アニメ制作会社からすれば、ヒットが予想できる作品はNetflixには流さずに、テレビで流したほうが儲かる。逆に言えば、リスクのある作品は制作費を保証してくれるNetflixに流すという声すら聞こえてくる。結果、Netflixにはチャレンジングな作品が大半になるという、Netflixにとって苦しい構造が出来上がってしまっていたようだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/e25b00d98df23363853294f81869026583be2fa1
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