【総裁選】ひろゆき氏が生配信中にアドリブで「ステマ問題」を5候補に生直撃 候補者討論会 – 日刊スポーツ
自民党は27日夜、東京都内で「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏をインタビュアーにした総裁選(10月4日投開票)の候補者討論会を行い、その様子を生配信する異色の企画に打って出た。
「ひろゆきと語る夜 #変われ自民党 日本の未来を語れ!」と題し、小林鷹之・元経済安保担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗・前経済安保担当相(64)、小泉進次郎農相(44)の5候補が参加。高市氏が「いよいよ自民党もひろゆきさんに抱きつくようになっちゃった」と述べる中、ひろゆき氏が最初にテーマに掲げたのは「ステマ」。小泉進次郎氏の陣営内で、進次郎氏を称賛する内容のコメントを動画に投稿するよう要請が行われていた「ステマ問題」をイジるような形で、感想を各候補に問いかけた。
小林氏や茂木氏が、真正面から情報空間のあり方やサイバーセキュリティーなどについて持論を口にすると、ひろゆき氏はすかさず「自民党内のステマには触れないのかな?」とツッコミ。小林氏は「そうした事案を耳にしているが、小泉さんも謝罪しているし、再発防止に務めると言っている。『one自民』で、建設的な議論を交わす場にしたい」と述べ、茂木氏も「小泉さんも、責任を感じると(言っている)。フェアに『one自民』でやっていきたい」と、小林氏のワードを持ち出しながら答えた。
林氏は「ほっといても(要請しなくても)、そういうコメントは出ていたと思うので、もったいないと思う」と述べた上で「小泉さんはこういうことをやる人ではない。謝罪したこともリーダーとしてあるべき姿と思う」と語った。
投稿要請されたコメントの中には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市氏を念頭に置いたような内容も含まれていた。感想を問われた高市氏は、「自民党内(のステマ)のことについては、左に同じです」として多くを語らず、ひろゆき氏から「『当事者』としては、隣に…」と、隣席に進次郎氏が座っていることをツッコまれる場面もあったが、それ以上は語らなかった。
最後に発言した進次郎氏は「今の件については。ひろゆきさんは私に聞きたかったのだと思う。他の候補のみなさんが答えないといけない環境をつくってしまったことを、申し訳なく思います」と陳謝した。「応援のメッセージを広げたいという思いがあったとはいえ、一部に行きすぎた表現があった。私は知らなかったとはいえ、最終的に私の総裁選のために起きたことで、申し訳なく思っています」と、投稿要請についても謝罪した上で、「今回のことは、私に責任があること。陣営の中で同じことが起きないよう、丁寧に戦っていきたい」と口にした。
進次郎氏のコメント後、司会者が、「ステマ」に関する質問はひろゆき氏のアドリブだったと明かした。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202509270001708.html
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