《家の中がゴミ屋敷化してた時期がありました。靴を履いて家に入ってた状態。最終的には家で生活できず娘と車中泊の生活。殴る蹴る等の虐待さえなければそれでいいんでしょうか?》(原文ママ)
2021年3月、中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14歳)が、北海道旭川市内の公園の雪の中で凍死している状態で発見された。
爽彩さんが亡くなった背景には、中学の上級生からのいじめ問題がある。第三者委員会が調査を進め、昨年4月にいじめが認定されているが、現在、新たに設置された市長直属の第三者委員会が爽彩さんの亡くなった経緯といじめとの因果関係について、再調査を行っている。
そんな中、昨年8月には、爽彩さんの母親がツイッター上での誹謗中傷で名誉を傷つけられ、精神的苦痛を受けたとして、投稿者に約250万円の損害賠償を求めて旭川地裁に提訴していたことが代理人弁護士への取材でわかった。
爽彩さんの母親は一昨年の報道直後から、ツイッターで事実無根の誹謗中傷を受け続けていた。2021年4月26日から29日の間に名誉を棄損する内容の投稿が12件行われ、その1つが冒頭の投稿だった。NEWSポストセブンが取材を進めると、悪質な投稿を行っていたのは旭川市内在住の女性で、「きなこもち」と名乗る人物だったことが判明(同アカウントは現在、削除されている)。
爽彩さんの母親は1年以上前から発信者情報の開示を求めて東京地裁に発信者情報開示の仮処分申し立てを行い、投稿者の氏名と住所を特定。
アカウント名「きなこもち」は、#旭川14歳女子凍死事件 #廣瀬爽彩 #廣瀬爽彩家庭環境などのタグをつけて、
《小学生の時から家出を繰り返したり、夜遊び歩いたり、同級生に相談したり、学校から逃げ出したり…たくさんSOSを出してたと思います。不倫する前に娘にもっと目を向けて、寄り添ってあげたら良かったのに!と周りでは言っている人が多いです》
《だから言ってるんですよ。家庭にも問題もあったって。昔から知り合いだったり、身近な人で知ってる人は多いんです。みんな「またか」「やっぱり」って思ってるから発言しないだけです。本人と身近じゃなく何も知らない人達が否定してるだけです》
などと繰り返し投稿。訴状からは、爽彩さんの母親が「繰り返し子供の自殺の原因が原告の監護態様や家庭環境にあることを強調するものとなっており、執拗で著しい精神的苦痛を受けた」と主張。さらに、「あたかも子供を小学校時代から知っており内部関係者であるかのように装っての投稿は、悪質性が高い」と、訴えていたことがわかる。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/36cc94df1c15dfe7845502122412d17d6d1284a0