米Twitterが11月末に発表した「個人情報に関するポリシー」の更新を、極右や白人至上主義者が組織的に悪用し、複数の活動家のアカウントをTwitterが「誤って停止した」と、米Washington Postが12月3日(現地時間)に報じた。
Twitterは米The Vergeなどに対し、「かなりの数の組織的な悪意ある報告に気づいた。残念ながら幾つかの誤りを犯したがそれを修正した。新ポリシーが意図どおりに適用されるよう内部レビューを行っている」と語った。
新ポリシーは、被写体の同意なしに投稿された写真・動画に対して報告があった場合、その投稿を削除するなどの措置(違反の程度や違反者の過去の違反歴によって異なる)を行うというもの。個人の写真や動画投稿は嫌がらせや脅迫ツールとして悪用され、「特に、女性、活動家、反体制派、マイノリティコミュニティに影響を与える可能性がある」ため、それを防ぐ目的で追加された。措置の対象となるのは、被写体本人あるいはその正式な代理人から報告があったツイートのみだ。
Washington Postによると、このポリシー改定が発表された直後から、極右活動家や白人至上主義者のグループが支持者に対し、敵対する活動家のアカウントをTwitterに報告するよう促し始めたという。
Twitterの画像投稿新ポリシーを極右が悪用、「複数のアカウントを誤って停止した」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb31297eccc806aee68ee4b6b89b4acb8f14641