日本のベテラン政治家、ウクライナに停戦を求める
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アラブニュース・ジャパン
東京:ロシアと緊密な関係を築いてきた鈴木宗男参院議員は、ウクライナとロシアの戦闘を停止するよう呼びかけ、ウクライナに対して「自前で戦えないならやめるのが当然ではないか」と警告した。
ドイツ、フランス、イタリアの首脳がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したことを受けて、自身のブログを更新した鈴木氏は、「相も変わらずゼレンスキー大統領は『武器供与』を訴えている」、「ドイツ、フランス、イタリアもゼレンスキー大統領に『私たちが中に入るから、ここは停戦だ』と何故呼びかけないのか」と疑問を呈した。
鈴木氏は、「今、食料供給、エネルギー、肥料、飼糧、さまざま物価高騰で世界中が困っている」状況であり、世界の平和、安定を考えるなら停戦しかないと訴えた。
また「とにかく相方、銃をおくことに国際社会一丸となって努力すべきでないか」として、6月26日からドイツで開催されるG7サミットにおいて、日本の岸田文雄首相には停戦に向けたリーダーシップを発揮してほしいものであると述べた。
鈴木氏は、長引く戦闘を第二次世界大戦時の日本の状況に例え、日本が半年前に降伏し、戦争を中止していれば、東京は爆撃されなかったであろうし、沖縄戦は防げ、広島と長崎への核の投下はなかっただろうと示唆した。
さらに、ロシアとウクライナの国力の格差は明白で、「自前で戦えないのならやめた方が犠牲者は出なくなる。私は一にも二にも停戦だと訴えてきた」のであり、「ゼレンスキー大統領の勇気ある決断を願ってやまない」と強調した。