1:名無しさん


<家も病院も破壊され援助物資も届かない。行くも残るも死と隣り合わせの日々。孤立状態のウクライナの都市マリウポリ、現地の人々の叫びを聞け>

3月15日、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリをロシア軍が爆撃。爆音が次第に迫ってくるなか、コンスタンティンは苦渋の選択を迫られていた。ロシア軍に包囲された街から既に何万もの人々が避難を始めており、コンスタンティンも車に家族や親戚を乗せられるだけ乗せて、街を脱出しようとしていた。ところが妻のアリオナが乗ろうとしない。

「全員が乗るのは無理だった」と彼らの娘で27歳のイリーナは語る。「爆発はすぐ近くで起きていた。父はみんなに伏せろと言った。父は車に乗ろうとしない母に腹を立てたけど、母は友人を置いてはいけないと言い張った」(安全上の理由から本人の希望で全て仮名)

結局、母親は友人とその娘と共にシェルターに避難し、父親はまず家族を避難させてから、3人を迎えに包囲された街に戻ることになった。いちかばちかの賭けだ。

シェルターで待つこと数時間、爆撃は依然続いていた。こうした無差別攻撃がどんな被害をもたらすか、アリオナの友人は数日前の爆撃で負傷して思い知らされていた。ようやくコンスタンティンが現れ、日産の小型車に3人を乗せて出発。数時間後、マリウポリから離れた小さな町で、全員が無事再会を果たした。

それでも安全には程遠い。燃料は不足。多くのガソリンスタンドが閉鎖し、売っている人を見掛けたがとんでもなく高額だった(日本円に換算すると1リットル=約1000円)。

この日、ロシア軍の侵攻以来最多と思われる約2万人がマリウポリを脱出した。ウクライナ当局によれば、4000台の車が同市を後にし、うち570台がその日のうちに南東部の都市ザポリージャに到着。残りは途中の町で一夜を過ごしたという。

決死の脱出は、住宅街への容赦ない爆撃が数週間続き、赤十字国際委員会(ICRC)のいう「大惨事」に陥った末のことだった。急ごしらえの集団墓地にはロシア軍の爆撃で死んだ子供たちの遺体が積まれ、住宅や産科病院は空爆と砲弾で破壊された。ロシア軍が人道支援を阻止しているため、食料も水も医薬品も底を突きかけている。街に残った人々は雪を溶かして飲み、凍える寒さの中で家具を燃やして暖を取っている。

16日には市中心部の劇場が爆撃された。劇場には市民数百人以上が避難していたとされ、爆撃前の衛星写真を見ると、建物前後の地面にロシア語で「子供たち」と書かれているのが分かる。標的にするなとロシア軍に伝えるためだろう。死傷者の数は不明だ。

人道回廊を設置する試みはこれまで何度も失敗に終わり、周囲の道路は地雷や不発弾だらけだ。市当局によれば、これまでに2500人以上が死亡したというが、爆撃が続いているため正確な死者数は把握できていない。危険すぎて葬儀など不可能だ。

医師たちの話では、治療中の負傷者の割合はウクライナ軍兵士1人に対し民間人10人だと、現在、国際メディアで唯一マリウポリに記者が残るAP通信が報じている。

「作業員は大急ぎで遺体を投げ込んでいる。視界が開けた場所に長くとどまれば、死ぬ確率が高まるからだ」

AP通信の記者は、マリウポリの凍った地面に掘られた狭い溝のそばで見た光景をそう伝えている。
「どんどん遺体が運ばれてくるだろう。あちこちに遺体が散らばる通りから、誰かが引き取りに来るのを待って大人や子供が遺体を見守っている病院の地下室から。一番幼い遺体にはまだへその緒が付いている」

イリーナの家族は何とかマリウポリを脱出できたとはいえ、これからのことは不安だらけだ。言うまでもなく、想像を絶する苦難をくぐり抜けてきた彼らは深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)のリスクも抱えている。

さらに、退避できた人が1人いれば、その背後には市内に足止めされている人がおそらく何十万人といるだろう。市外にいるその人たちの身内は、ロシア軍がマリウポリにさらに残虐な無差別攻撃を加えるニュース映像を、なすすべもなく見つめるばかりだ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98358.php
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2022/03/220329P30_MAP_02-thumb-720xauto-394947.jpg
https://www.newsweekjapan.jp/stories/2022/03/23/220329P30_MAP_04.jpg

 

2:名無しさん


国連はなにしてるの?

 

16:名無しさん

>>2
元々5か国がWW2後にやりたい放題するための組織なので、ある意味目的通りです

54:名無しさん

>>2
なんにもしてませんが何か?

81:名無しさん

>>2
国連なんて町内会みたいなもんだろ
警察みたいに取り締まる権限があるわけでなし

4:名無しさん


まさに外道!!

 

12:名無しさん


もう何がしてえんだよ?ってレベルだよな

 

21:名無しさん


もうロシアはウクライナを占拠できない
ウクライナ人の市民感情が最悪すぎてロシアは統治できない
統治するには市民を丸ごと入れ替えるしかない

 

28:名無しさん

>>21
もうというより、20万しか投入しなかった時点でウクライナの占領を考えていないのは当たり前。

49:名無しさん


マリウポリでの狙いは民間人だからな

 

50:名無しさん


一人の独裁者のせいで街というか国が焼け野原になるんだなってつくづく思い知ったわ

 

59:名無しさん


どこぞの紛争と一緒で民間人を盾にしてるの?

 

70:名無しさん


そもそもこの町占領してどうするの?

 

83:名無しさん

>>70
マリウポリはクリミア半島とドネツク・ルガンスクと陸地で繋ぐために
停戦までにどうしても占領しておきたい土地

92:名無しさん


非戦闘員の避難もさせてくれないんだな

 

94:名無しさん


今更子供の被害がーって言われてもな 戦争ってそういうもんだろう
そうなりたくないからほとんどの国が妥協しながら他国と折り合いつけてる訳で

 

97:名無しさん


食料めぐり住民同士けんか、略奪も ロシア軍包囲のマリウポリ
2022年03月11日14時10分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022031100748&g=int

赤十字国際委員会(ICRC)は10日、ロシア軍の包囲攻撃を受けているウクライナ南東部マリウポリで、食料をめぐって住民同士のけんかや略奪が起きていると明らかにした。

「人々は食料を求めて互いに攻撃し、ガソリンを抜き取るために車を壊し始めた」と説明。「多くの人は飲み水が全くない。店舗や薬局はすべて4、5日前に略奪された」と報告した。

 

116:名無しさん


もう墓地に持っていくマンパワーもないから、手近の爆撃で抉れた穴に入れて薄く土をかけるだけだってさ

 

117:名無しさん


地獄だな住み慣れた全てを棄て国外へ逃げるべきだったな

 

140:名無しさん

>>117
リュックやカバンで持てるだけだもんな…
余り重すぎたら避難する時に大変だし
ヤクザが黄金のアクセサリーやロレックス買うのは直ぐに財産持っていけて
どこでもすぐ換金できるかららしい

173:名無しさん


むごいなぁ

 

165:名無しさん


今世紀最大の人道危機だわ