1:名無しさん




日常的にICカードを使って移動していると意識しづらいのですが、実はICカードには「利用可能エリア」という明確な制限があります。たとえば、出発駅でICカードが使える場合でも、目的地の駅が対応していないとICカードでは精算できず、乗車そのものができないことがあります。そのため、あらかじめ切符を購入しておく必要があるのです。もし誤ってICカードで入場してしまった場合は、到着後に駅員へ申し出て精算することになります。

また、エリア間の移動に関する制限も見逃せません。たとえば、JR東日本のエリアとJR東海のエリアをまたぐような移動では、ICカードは原則として利用できません。JR東日本のなかでも、首都圏エリアから仙台エリアといったように、異なるICエリアをまたぐ移動は対応していないのが現状です。加えて、JR西日本では営業キロが200キロメートル以上に及ぶ乗車では、ICカードの利用ができないという制限があります。

こうした制限は、日常の移動ではあまり問題にならないかもしれませんが、旅行や出張など長距離移動を伴う場面では注意が必要です。ICカードを使う前には、目的地までの経路や対応エリアを確認しておくと安心です。

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