識者の方、教えてください。妻が翻訳した本が出版されたのですが、出版社の何者かに手を入れられ、数え切れないほどの改変と誤植だらけでした。これについて編集者に説明を求めましたが「出版社には改変の自由があり翻訳者はそれについて何も言う権利はない」というお返事をいただきました。1/n
— Cojo (@Cojo_A) October 4, 2024
で、その誤植と改変を責める書評もSNS上でちらほらと出てきました。で、それは妻の名誉に関わるということで、今一度編集者に出版の過程で何が起きたのかの説明と修正し直して出版することなどを求めました。そして、それがなされない場合、SNS上でミスが起きた過程について説明すると伝えました。2/n
— Cojo (@Cojo_A) October 4, 2024
すると、謝罪どころか、編集者から、「出版社の名誉毀損に関わるポストをあなたが投稿しているのを見つけた場合は、あなたを名誉毀損で訴える準備がある」という「お返事」が届きました。3/n
— Cojo (@Cojo_A) October 4, 2024
こうした編集者の物言いに対し、妻は大変動揺しており、私もこれ以上この方と直接やりとりしていても得るものがないと判断しました。それで、弁護士(かその他権威のある人)に間に入ってもらいたいのですが、この場合どういう方にお願いしたらいいのでしょうか。4/n
— Cojo (@Cojo_A) October 4, 2024
厄介なのは、相手はイタリアの出版社でイタリア人の編集者でああるということです。翻訳した本は日本の出版社から出されている有名な本です。識者の方にご意見をおうかがいしたいです…!5/5
— Cojo (@Cojo_A) October 4, 2024
日本だと翻訳者に印税が入るがイタリアだと翻訳者は著作権者では無い為印税が入らない、イタリアでは翻訳者の地位が低く副業で翻訳をやる人が多いと聞いた事があります。
— リキエル (う̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬̤̬さぎすと) (@rikielrikiel) October 5, 2024
それ、当たってます…
— Cojo (@Cojo_A) October 5, 2024
有名な事件としてはこれですね。https://t.co/HIncerJpy9
— いーすたん♉️ (@SilverEastan) October 5, 2024
似たようなことがあるんですね…情報どうもありがとうございます。
— Cojo (@Cojo_A) October 5, 2024
こちらのポスト。「いいね」をして下さった方、拡散して下さった方、助言や情報を下さった方、全ての方々に感謝申し上げます。必要な返信をし損ねていたらすみません。結論から言いますと、皆様にいただいた情報を基に編集者に改めて抗議した結果、初版は全て破棄、修正して再出版になりました。1/6 https://t.co/K7st8nXQJS
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
具体的には、(1)編集者による内容の改変は翻訳者の権利の侵害になり得ること、(2)もし何も対策が取られない場合、状況を全て日本の版元に説明する準備があること、などを伝えました。2/6
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
正直、相手が相手で(最初のメールに対してすぐ訴訟をちらつかせるような方で)、本当にこちらの言う事を聞いてくれるか分からないので、弁護士に間に入ってもらうことも真剣に検討しましたが、妻にも私にもあまりにも心的負担が大きいので、とりあえずこれで解決することとを願うことにしました。3/6
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
皆様の励ましのお言葉とご助言に心より感謝します。一部では「ここで呟いていないですぐ弁護士に相談しなさい」という声もいただきまして、それは本当にごもっともなのですが、多くの情報をいただけて、私としてはここで呟いてよかったな、と思っています。4/6
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
翻訳は非常に高度なスキルが要求される一方、副業にしても全く割に合わない報酬しか得られません。そんな業界で件の編集者のような方がいると、翻訳業界自体がいずれ跡形もなくなってしまうのではないかと危惧します。世の中には素晴らしい編集者が多くいることを知っているだけに非常に残念です。5/6
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
ということで今回の学びは、
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
(1)「悪い人」は何があっても絶対に謝らない。
(2)X(旧ツイッター)にはいい人がたくさんいる。
の二つです。
辛いことが身に降りかかりましたが、そのおかげでいい人がたくさんいることも知れたので、概ね気持ちは晴れやかです。どうもありがとうございました。6/6
それはそれとして、原本の版元さんには先に経緯の説明をしておかないと、先方編集者からない事ない事吹き込まれて次の仕事が無くなる危険性があるので、早めに行動しておくことをおすすめします…
— クロウサ (@hazekurousa) October 9, 2024
確かに、これはそうかも…しれません。考えたくないですけど。ちょっと検討します。
— Cojo (@Cojo_A) October 9, 2024
編集者として一番やってはいけないことをしてしまってますね。
— グンメガ (@A340_600) October 8, 2024
出版社所属の編集者ではなくフリーの編集者ではないでしょうか? 本来あり得ないですよ。
それがお偉い編集者さんなんですよね…。
— Cojo (@Cojo_A) October 8, 2024
解決に向かっているようで何よりです。このポストが初見のため、今さらの後知恵で恐縮ですが、イタリア側は日本の著者・出版社とも契約を結んでいるはずですから、翻訳者(である奥様)が単独で折衝するよりも、日本側の著者・出版社と協力して事に当たる方が立場は強くなるのではないかと思います。
— 見物の念仏 (@nenbtunotetsu) October 9, 2024
楽譜界では同じように翻訳者の原稿に編者と出版社担当が改変しまくり、開き直りで何年経っても解決できない問題が起きています。翻訳者は何年も改善を求め心を痛めていますが、不適切な訳が出回ったまま何の対策もなされません。
— 鳴かず飛ばず (@GW170817_SSS17c) October 9, 2024