欧文には、数行以内に同じ語を繰りかえすなら別語で言い換えよというルールがあり、学術論文ではこれを非効率として排するのだが、実際に学生さんにエッセイやレポートを書いてもらうと、この一見衒学的な慣習は案外バカにできなくて…
— Mitchara (@Mitchara) October 18, 2024
いわゆるバズワードは、その内実を共有していなくても通用してしまうので、その語ばかり使って話を進めていたら、認識がどれだけずれていても、著者も読者も気づけないのだ。あのパラフレージングは、概念の齟齬を効率よく補正するための、めちゃくちゃ優れた手続きだったのだ
— Mitchara (@Mitchara) October 18, 2024
やったことはないのだが、ワードウルフという面白いゲームがあるそうで、書き換えルールがないと議論がそのワードウルフになるからね。「X(民主主義)って大事だよね! ないと権力者が好き勝手できちゃう」「そうだよね! X(基本的人権)は憲法に明記しないと」「そうそうX大事」「ねー」みたいな
— Mitchara (@Mitchara) October 18, 2024
https://t.co/6FlY0c07yb
— チャ (@CCrtf) October 19, 2024
日本にも平安時代の歌学で、一首の中で同じ言葉を重ねて用いる事は歌病のひとつ「同人病」と呼ばれて特に避けられたという歴史があります
知りませんでした! 後世の季重なりなどもそうですが、やはり詩はさりげないのがよろしい…
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
欧文に限らないです
— なはたん🌟 (@yondrag130) October 19, 2024
同じ言葉を繰り返さず言い換えしたり代名詞を使ったり省略したりするのが良い話し方良い文章だったはず日本でも
最近の日本では逆になりましたね
分かりやすい方が良いのはあるけどニュアンスも単純化されていく
ニュースピーク化
欧米ほど明確に指導はされなかった記憶があります。
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
明確に定義できる概念だけを相手にしてる理系論文ならそれでいいが、説明はできるが定義不能な概念を扱うような文系的な論文なら類語での言い換えは必須だろう。
— Rockobo (@RokkoWO9kk) October 19, 2024
理系論文でも確立したターム以外はやはり繰り返しを避け言い換えるほうが言いたいことの外延は明らかになり立体的になるのでは。
そうそう。そうすることで、あまり好きな言い回しではないが「すり合わせ」が進むものだと思う
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
エレガントバリエーションでしたっけ?実はそういう効能もあったということか♪
— とはずがたり (@tohazugatali1) October 19, 2024
その言葉、知りませんでした! 何にでも名前というのはついているものですねえ。ありがとうございます。
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
このツリーが読みにくいなと思ったけど、
— あげ (@age43295559) October 19, 2024
元ツイの「言い換えるルール」を最初に提示するだけで、以降は全く出てこないのが理由なんだろうな
自らその有効性を示してしまった
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
文章の流麗さとは別に、英語文は、文章構成に名詞化された語句を多用する傾向があり 、それゆえ、言い換えの対象が誤認されにくいことも、その理由であるような気がするが…。🤔
— angurosakuson (@angurosaku0812) October 19, 2024
destoyとdestruction、developとdevelopmentのような完全に名詞と動詞が一対一対応するタイプの名詞化が誤解の防止に寄与しているか怪しいところで、こういうのは逆に「単調さを避けたいがどうしても同じ語を使いたい」というときに役立つ気がしますね。
— Mitchara (@Mitchara) October 19, 2024
これを徹底してるのが「連句」で、同じ言葉の繰り返しを嫌います(去嫌)
— 深海誠 (@fukami_makoto) October 19, 2024
その趣旨は「流れを停滞させず、一句ごとに前に進み、次々に新たな発想、境地を引き出していくため」と説明されます
歌仙は三十六歩なり。一歩も後に帰る心なし(芭蕉)https://t.co/8wDnvCmWze
なんでそんな慣習があるのか、一貫性が失われないか、と思っていたのですが、そんな理由があったのですね。目から鱗です
— ふりこ (@furiko_dearu) October 19, 2024
むしろ学術論文では言い換えが推奨されているのではないですか…?専門用語は言い換えないというのは勉強しましたが、その他はどんどんパラフレーズしていかないといけないと思い込んでいたのですが…
— Yuki (@tasu496950491) October 19, 2024
なんかわかります。
— 海大好き (@Junko88421366) October 19, 2024
別の言葉で言い換えてもらうことで、単一の概念だけでなくて理解が広まる感じ。
日本でも論文のタイトルが「〇〇の✕✕の△△の□□が●●の■■に与える影響の研究」と「の」がやたら続いても正確のために気にしないというのがあったな。
— 良心的分別拒否 (@petwamoyase) October 19, 2024
習ってはいませんでしたが若い頃本を多読していた頃の実感としてこの感覚はありました。
— odatch*_* (@odatch1207) October 19, 2024
その後金融業界で勤務するようになると、この業界では逆に、似て非なる事柄を指していると解釈されるのを避けるため極力語句は言い換えないようになりました。
欧文のこのルール、改めて認識できて有り難い。