大阪万博休憩所『石のパーゴラ』4.2億円 危険性
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
地質学の専門家の意見
写真の石は岡山の『万成石』に代表される『領家花崗岩』の一種で【中粒普通角閃石花崗岩】です
普通塊状硬質ですが黒雲母の配列などにより弱い片状構造(異方性)が認められます
①⇒②へ続く#大阪万博中止でええやん pic.twitter.com/d2kuyP2v4W
②特に写真の石にはそれに沿って【マイクロクラック】が多数発達しています。
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
その上、弱風化が進行しており、クラックが顕在化しています(黄色楕円内)。
こういった構造を『石工さん』は『石目』と呼び、これに沿って簡単に石を割ることができます。
⇒③へ
③岩石の【圧縮強度】は大きく、これでも10,000N/㎠程度はあると思います。
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
しかし穴を空けて吊るすとなると【引っ張り強度】となり、 極めて低くばらつきます。
特にこのようにクラックが目視できるような岩石では強度は期待できません。
経験のある石工であれば怖くてこの方向に穴は空けません。⇒④
④石目に直行する青矢印の方向であればまだましですが・・・
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
試験値が通用する均質材料を扱う建築屋(多くの土木屋もそうですが)は、こういった超ばらつきのある自然材料をリスクをもって扱うときは、ちゃんと勉強し極めて慎重になるべきです。
⇒⑤
⑤このクラックに沿って穴を空けた弱風化花崗岩であれば、私でも大型ハンマーで割ることはできます。
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
ワイヤーや支柱は耐震設計されており構造計算で持つと思います。
石について割れないか計算されているのでしょうか?(割れ目の無い均質材料として計算されているかもしれません)
⇒⑥
⑥地震動で周囲の石と当たる可能性があれば、間違いなくこの石は割れて落下します。当たらない設計になっているのでしょうか? 少なくともクラックが確認できるこの石だけは撤去必要です! 撤去しないのであれば、この石が万博開催期間に風雨や地震動で割れない根拠を示すべきです。 【おわり】
— 西村 ジオサン (@NishimuraKoich2) August 28, 2024
確かに割れますね
— 1173bB@Plug(ぷ~)さん (@Plug_in_Hybrid) August 28, 2024
これは怖いわ
地上は本物で吊るすのはレプリカで良いじゃんと思うよねー😱
— ☆まいけるです。夏休みは9月です。☆わ (@oppeye) August 28, 2024
数億かければ精巧な物作れるだろうに
何でこんなくだらない物を作って4.2億円も使うの?
— 一粒万バイン (@pppbugger) August 28, 2024
しかも危険にさらして。
少しデザインしたビニールシートで十分でしょ、期間中保てれば良いだけだし、まったくお金の使い方知らないんだね。
どうせ期間終わればすぐ潰すから大丈夫くらいの感覚では?
— ぐる (@F5G8Uu9tEqxIYO2) August 28, 2024
台風10号でどうなるかな?。
— ショーシー 無 (@L6THO5nZsZnyibR) August 28, 2024
開催前に解体するようになるかも?。
「誰も見たことないもの」として作りたいなら、自分家の庭に作れよ。大勢の人が集まる場所に作るものじゃないよ。
— 行雲流水 (@choukai2) August 29, 2024