昭和レトロブームで、若年層を中心に人気が再燃するメロンソーダ。無果汁が中心だが、“本物”の国産メロンを原料に使った進化系商品が続々と登場している。自然な甘さ、ぜいたく感がキーワード。国産メロンの新たな需要獲得へ期待がかかる。
輸入食品販売チェーンのカルディコーヒーファームは、原料に鹿児島県産の高級メロン「アールス」を使った「メロンソーダの素(もと)」(270ミリリットル、522円)を4月から販売する。果肉ペーストを使ったフルーツソースで、炭酸水で希釈してメロンソーダを作れる。
運営するキャメル珈琲(東京都世田谷区)は、商品開発に当たり「安心とおいしさの観点から国産原料の使用にこだわった」という。同県産のアールスを使うことで「自然なメロンの味わいを感じられる商品に仕上がった」と話す。発売から1週間で交流サイト(SNS)で話題となり、その後も売り上げは好調だ。酒や牛乳で割る飲み方やかき氷やバニラアイスにかける食べ方など、購入者が発信する独自のアレンジも多様化している。
●豪華さ SNSで反響
大手カフェチェーンのプロントも6月から、「メロンスカッシュ」や「メロンパフェラテ」など国産メロンを主役にしたドリンク新商品の販売を開始。熊本県産ブランドメロン「肥後グリーン」を原料にしたオリジナルのメロンソースを使う。
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