芸能界でも新型コロナウイルスの感染が再拡大し、テレビ局の番組制作に影響が出始めた。レギュラーを持つタレントに感染者が多く、代役の出演が急増。これにより「代役の奪い合い」が激化してきた。<中略>
テレビ局のバラエティー番組の制作担当者は「制作を止めることはできないので、この2年間で積み重ねたノウハウで継続するしかない。ただ、出演者のブッキングに影響が出ている」と現状を説明。「特に代役の調整が困難。デルタ株がまん延していた時でもすんなり決まっていたが、オミクロン株になってからは、局内で“なかなか決まらない”という声が出ている。スケジュールに空きのある有名タレントは、各局で奪い合いになってきた」と明かした。
連日生放送の情報番組は特に深刻だ。担当者は「今後はMC以外がリモートで出演することも考えられる。2年前に逆戻りしそうだ」と話している。
ドラマの現場も感染対策が厳しくなっている。制作関係者は「1人が感染すると、出演者、スタッフ全員がPCR検査をしている。お金もかかるし、撮影もストップしてしまう」と頭を悩ませている。制作に余裕を持たせるため、早めにクランクインして撮影を終えている作品も多い。
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