「朝鮮人犠牲者」「有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)」「原発」…。チームみらい党首の安野貴博氏が2024年の都知事選に出馬した際に、人工知能(AI)を活用した返答システムで、これら特定の話題を質問された際にAIに答えさせない「NGワード」を設定していた。安野氏はAIによる誤回答を防ぐためと説明するが、その手法は妥当なのか。(松島京太)
◆2024年の都知事選挙中、7400件の質問に返答
NGワードが指摘されているのは、政策や政治スタンスを安野氏の代わりに説明する「AIあんの」というシステムで、都知事選の際の仕様だ。ユーチューブのライブで視聴者が質問を投げかけるとAIが自動応答し、選挙期間中に約7400件の質問に答えた。
当時の安野氏は知名度が低い中で「デジタル民主主義」などを掲げ、全体の5位となる15万票超を獲得。昨夏の参院選では安野氏が初当選し、チームみらいは国政政党に。今年の衆院選でみらいは11議席を得た。
安野氏の特徴的な選挙戦略でもあった都知事選のAI運用で、特定のワードを含んだ質問があった場合は「NG」として答えないという仕組みになっていた。
◆「マニフェストにないのに無理やり答えると…」
「われわれのマニフェスト上にそもそもないものに関してAIが無 理やり答えようとする傾向があり、その時にハルシネーションが起きがちだ」。2月27日の定例記者会見で安野氏は、NGワード設定を認めた上で理由を説明した。「ハルシネーション」とは、AIが事実に基づかない誤情報を生成する現象のことだ。
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