2023年度予算案の審議が始まった1日の参院予算委員会で、岸田文雄首相が国会答弁で駆使する「岸田ワード」のひとつ、「さまざま」が話題になった。
立憲民主党の辻元清美参院議員は、質問に入る際に「最初に申し上げたい。総理の口癖は『さまざまな』で、そう言う時はだいたいごまかす時だ」と切り出し「『さまざまな議論』『さまざまな意見』という言葉は封印してほしい」とけん制し、質疑に入った。
しかし、首相は答弁で「さまざま」を多用。辻元氏も特にとがめることはしなかった。ただ、予算を「倍増」するとしている子ども・子育て政策に関して、財源をどうするのか突っ込んだやりとりが行われた際、首相は短時間の間に「さまざま」を連発した。<中略>
この答弁に辻元氏が「『子ども』とついている予算をかき集めて一定つくって、ちょこっと足すということか」と突っ込むと、首相は「さまざまな、その…失礼。さまざまと言っちゃいけなかった。ごめんなさい」と、苦笑いしながら、自ら訂正。続けて「この10年をみても子ども・子育て政策は、社会の変化の中で、さまざまな…あ…議論が行われてきた」と連続言及。さらに時間を置かずに「優先順位をつくって、さまざま…子ども子育て政策を進めてきた」と、「さまざま」を連発する展開になった。
全文はこちら
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202303010000374.html