スティーヴン・スピルバーグ監督が、1982年の名作『E.T.』の続編の制作を阻止したことについて振り返った。
スピルバーグ監督は25日、ニューヨークで開催されたTCMクラシック映画祭のイベントに、『E.T.』に出演したドリュー・バリモアと共に登壇。そこで監督は、続編を作る「意図は一切ない」と明かした。
「それは、本当に苦戦の末の勝利でした。私には権利がなかったのです。我々が“フリーズ”と呼ぶもの、つまり続編やリメイク、そしてIPの他の付随的な使用を制御できる権利を持っていませんでした。『E.T.』の成功後に、それを手に入れることができたのです」
バリモア、ヘンリー・トーマスらが出演した『E.T.』は、4つのアカデミー賞を受賞し、その年の興行収入首位を記録。また、米国の興行収入で3億ドルを超えた最初の作品となった。最高興行収入記録は、1990年代に同じくスピルバーグ監督による『ジュラシック・パーク』によって更新された。
続編の可能性を抑制する努力について語る中で、スピルバーグ監督は続編を作りたくない理由も述べている。
「続編を作る気は全くありませんでした。少しの間、物語を考えられるかどうか試してみただけです。E.T.の故郷を舞台にした『E.T. グリーン・プラネット』という小説があり、我々はE.T.がどのように暮らしているかを知ることができます。しかし、この作品は映画よりも小説として優れていたと思います」
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