ウクライナ軍が使用する衛星通信端末1300台が先月下旬に接続不能になったことが分かった。事情に詳しい情報筋2人が明らかにした。これを受けウクライナでは今週、米起業家イーロン・マスク氏のインターネット通信サービス「スターリンク」にアクセスできなくなる可能性への懸念が深まったという。
マスク氏の民間宇宙会社「スペースX」が手掛ける小型衛星端末は、戦況を一変させる通信手段として広く歓迎されてきた。ロシアとの戦争で携帯電話やインターネットのネットワークが破壊された状況でも、戦闘やネット接続の維持が可能になるためだ。
しかし、資金拠出をめぐる議論の存在が明らかになり、前線付近で障害が報告されたことで、最近ではスペースXの信頼性に対する懸念が高まっている。
スペースXは9月、米国防総省に対し、同社はこれまで1億ドル(約146億円)近い費用を負担しており、これ以上の費用負担は続けられないと主張する書簡を送付。ウクライナ軍への支援を増やし、月数千万ドルを負担するよう求めていた。この件についてはCNNが最初に報じた。
CNNの報道から数日後、マスク氏は方針転換したとみられ、スペースXは拠出要請を取り下げたと主張。ツイッターで「どうなってもいい」「我々はウクライナ政府への無償支援を続けるだけだ」と述べた。
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https://www.cnn.co.jp/tech/35195610.html
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