2011年に女子サッカーワールドカップ(以下、W杯)で世界一になった日本代表「なでしこジャパン」が7月20日開幕のW杯オーストラリア&ニュージーランド大会に出場する。なでしこジャパンは9大会連続出場の実力国だが、日本国内での地上波のTV放送が消滅の危機に陥っている。昨年末にNHKが地上波で生中継する方向で進められていたというが、それも白紙になったという。なぜなのか。<中略>
女子W杯の日本での放映権は昨年12月、男子のカタールW杯が行われた森保ジャパンの快進撃があった大会期間中に「(女子W杯の中継は)NHKに内定した」という情報が流れた。JFA関係者も「NHKに決まりかけている話は聞きました。JFAとしても安堵していた」としていたが、年が明けた頃にはNHKの内定がなくなった。それはFIFA側が断固として「値下げ交渉」に「NO!」を突きつけたからだ。
W杯の過去優勝国のドイツ、スペインに勝った男子の盛り上がりが、女子サッカーに波及効果を生んでほしいが、必ずしもそうはいかない現実もある。
たとえば昨年10月6、9日となでしこジャパンが国内で親善試合を2試合行った。ウィークデーのナイターとなったナイジェリア戦の観客動員はわずか1671人、同9日の対ニュージーランド戦は日曜日だったが、4110人と、観衆1万人にも遠く及ばなかった。サッカー担当記者がこう明かす。
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