水虫治療薬などに睡眠導入剤が混入し、健康被害が相次いだ問題を受けて、あわら市のジェネリック医薬品メーカー小林化工は4月1日をもって、医薬品の製造販売許可を取り下げ、事実上の廃業する。(3月23日)
同社は国が承認しない手順で医薬品の製造をしたり、データの不正が発覚したりし、問題となった薬の自主回収などを進めていたが、県の業務停止命令を経て、経営再建を断念。去年3月、大阪のジェネリック大手の「サワイグループホールディングス」の子会社に工場や設備を譲渡していた。
同社によると3月末付で、薬の公定価格を削除し、4月1日に承認整理を行う一方、医薬品の製造販売業の許可を取り下げることにしたという。医薬品の製造販売許可を取り下げた後も、健康被害に遭った被害者への補償は続けるとしている。
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