(1年生)「かわいいですね。愛着がわき始めている感じがします」
作った後は撮影して、SNSで盆栽の魅力を発信です。
(2年生)「インスタとかだと、ふと見て、いいねとかしてくれるので。いいねが増えると嬉しいです」
この他、フリーペーパーも作成して盆栽の魅力を発信していて、目指すのは初心者とプロとをつなぐ懸け橋です。
(Bonsai☆GirlsProject代表 大井香穂さん)「私たちはやっぱり若い人に見てもらいたいので、些細な事でも、今日こういうことしました、というのもインスタに投稿していて。そういうのも見てくれたらなと思います」
彼女たちのインスタは外国人にも人気なようです。
(4年生)「ローマ字で『BONSAI』とハッシュタグ付けてみたら、外国の人にもヒットしやすいのかな、影響力あるのかなと思って、意識しながらつけています」
スペインから弟子入りも「将来はスペインで盆栽園を作りたい」
盆栽翠松園には今年とある出来事がありました。園主・松末浩二さんが紹介してくれたのはスペイン出身のホルヘ・センドラさん(29)。今年2月に来日して、家でグラフィックデザイナーの仕事をこなしつつ、盆栽職人として松末さんに弟子入りしました。
(スペイン人の弟子 ホルヘ・センドラさん)「僕は元々山で自然を楽しむのが好きで、盆栽はクリエイティブに樹と対話して、樹が何を求めているのかを理解しないといけないのが面白いんだ。将来はスペインでここみたいな盆栽園を造りたいと思っているよ」
この日は真柏という代表的な盆栽の木の剪定作業を行います。弟子のホルヘさんに英語で指導する松末さん。森にたたずむヒノキのように、どの枝にも均等に日の光が当たるよう、枝を間引いていきます。翠松園に外国からの弟子が来るのは初めてだということです。
(盆栽翠松園・園主 松末浩二さん)「本当に全てを捨ててここに来られるかといったら、そういうことができる子は10人いたら1人だと思うんですよね。やっていることは自然の姿を出したいという一点なので。言葉の壁は教えている分にはそんなに感じないですね」
「盆栽を通して心穏やかに過ごしていただければ」
世界中で盆栽に触れ合う人が増えていることについて松末さんはどう考えているのでしょうか。
(盆栽翠松園・園主 松末浩二さん)「嬉しい変化ですし、僕がわかる範囲のことはお伝えしていければと思います。国際情勢も不安定になってきていますし、こういう時代だからこそ盆栽を通して、争いがなく心穏やかに過ごしていただけるような日が続いていけば、それに越したことはないかなと思います」
日本の伝統文化『盆栽』、今は『BONSAI』として、国内外問わず令和の人々の心を掴んでいます。
(2024年6月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1220cab5c10edb1c3e4a59a1f1b842b7c2202a42?page=3