「若者はLINEを使っていない」――そんなうわさが流れてからずいぶん時がたつ。若者は大人が入ってきたサービスから逃げ出す、という言説もある。しかし、本当に若者はLINEから離れているのだろうか。
答えは「No」。LINEは、友人だけでなく、家族や友人、アルバイト先との連絡などによく使われている。Studyplusトレンド研究所が2024年7月に高校生に行った「SNSに関する調査」では、「普段一番よく使っているSNSはどれですか?」の問いに対し、1位は「LINE」(39.8%)だった。
「LINEは使わなくなった」と言っている若者は、もはやLINEがインフラと化しているため、意識していないのだろう。大人が「メールは使わなくなりましたね」と言うのと似ている。LINEがリリースされたのは2011年であり、彼らが幼い頃からLINEはあったのだ。
また、LINEの使われ方も関係しているのだろう。LINEの利用目的のほとんどが、「トーク」と呼ばれるメッセージでの連絡だ。トークのやりとりが止まらないというときももちろんあるが、基本的に送信すればアプリを閉じる。なぜなら、他に魅力的なアプリがたくさんあるからだ。
その1つが、先ほどのアンケートで2位になっていた「Instagram」(32.9%)だ。「LINEを使わなくなった」と話す若者も、「インスタ(Instagram)使っているから」と回答することが多い。彼らはなぜInstagramをよく使うのか、Instagramで何をしているのかを紹介する。<中略>
このように、若者は自分の情報を出す相手を細かくコントロールし、お互いの負担が軽い方法でコミュニケーションをする。そのニーズに応えられているのが、Instagramだ。彼らはメインアカウントとサブアカウントでストーリーズやDMをまめにチェックし、時折リールを見ているため、Instagramの利用時間も自然と長くなる。大人から見えない場所で楽しんでいるので、何をしているのかつかみづらいかもしれないが、彼らにとってInstagramは欠かせないツールの1つになっている。
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