「端がボロボロになって最悪でした」――昔ながらの汗などをぬぐう布「手ぬぐい」の通販ページにこんなレビューが寄せられたと、手ぬぐいデザイナーが嘆いた。
新品の手ぬぐいの端はほつれてしまうもの。使い続けていくうちに落ち着くが、近頃は知らない人も多いという。
「それが手ぬぐいなんです!」
繊維製品製造卸の宮本(大阪市)で、手ぬぐいのデザインを手掛けるツイッターアカウント「みやもとのはせがわ」さんは2022年7月25日、次のように呟いた。
「ちらっとAmazonの手ぬぐいレビュー見たら『端がボロボロになって最悪でした☆1』みたいな方がたくさんいらっしゃって『それが手ぬぐいなんです!』って叫びたい気分。ずっと言い続けてはいるけど…どうしたらみんなに伝わるんだろう。誰か力を貸して」
続くツイートでは、手ぬぐいについて次のように説明する。
手ぬぐいは、生地の端が縫製されていないもの。使い始めたばかりの手ぬぐいからは、糸が飛び出てくるが、切り取って良い。何度も洗濯を繰り返していくうちに糸は出なくなる。長すぎる糸だけカットし、端を整えるときれいなフリンジ状になる。
生地端が切りっぱなしになっているため、タオルやハンカチに比べて乾く時間が短く、蒸し暑い夏でも速乾。さらに早く乾く影響で、雑菌が繁殖しづらく、生乾きの匂いも軽減されるという。
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https://www.j-cast.com/2022/07/30442857.html?p=all