サウジアラビアが推進中の未来型新都市「ネオムシティ」プロジェクトに、韓国が高速鉄道を輸出する可能性が取り沙汰されている。一方で、技術的問題もあるようだ。<中略>
聯合ニュースは昨年掲載した記事で、サウジアラビアはネオムシティ用の高速鉄道(時速300km)480両と電車160両、電気機関車120両の製作を発注する計画であるとされ、3兆6千億ウォン(3800億円)の規模になると伝えていた。
一方でニュースピウム紙は、「ネオム(シティ)が高速列車を導入しても輸出ができるとは限らない」とし、その理由として「韓国は高速列車の輸出実績が全くない」ことを挙げた。2016年からマレーシア~シンガポールの高速鉄道建設事業に韓国も参入したが「中国の資本力、日本の技術力に押されるという指摘をずっと受けてきた」と述べている。
続けて「路盤、建築などの下部技術は競争力があるが、軌道、システム、車両などの上部(技術)は中国と大きく違いを得られなかったという評価が出た」とし、事業自体はマレーシア政府が中止したが、「発注があったとしても韓国は勝算が低いという見通しが支配的だった」と伝えている。
一方で、ネオムシティの地下トンネルを韓国企業(現代建設)が請け負っていることや、サウジの最先端産業団地「オキサゴン」に自動車工場を誘致したいサウジアラビアに対し、現代自動車がいわば抱き合わせ商法で高速鉄道を輸出できるのではという可能性も指摘している。
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