ロシアのマネーサプライ(M2)が前月比5.61%増加に驚いたので調べてみました
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
一言で言うと「ロシア経済の亀裂拡大」
現時点までの概要
2024年、ロシアのウクライナ侵攻による支出は過去最高の16兆3000億ルーブル(約1475億ドル)に達し
これは同国のGDPの8%以上、中央予算全体の41%に相当している https://t.co/hyEdMaXOdS pic.twitter.com/caurVzxnqN
あーあーっ。ロシアさん🥱。
先月もたったの1か月でマネーサプライ(M2)が5.61%も増加してる😁。
前例のない金融引き締め中なんだよね😅。政策金利21%でも、全然、大幅な金融緩和状態になっています。
この状況で企業業績が大幅悪化、大規模解雇続発で物の供給が減っているわけで、インフレが止まらないのは当然の帰結ですわ🤪
※昨年11月からグラフ伸びが直線化してる🫠。
プーチン大統領たちは、「戦時経済」を推し進め、この公共支出がマクロ経済の安定と継続的な経済成長をもたらすと期待し、これに賭けた
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
しかし戦争は長期化し、同国の戦争継続が輸入に大きく依存し、民間経済から軍事物資に資源が転用されていたため、この賭けは報われなかった
この戦争における重要な点の一つは、ロシアの兵士採用プログラムにより兵士に多額の支払いを伴うことである
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
これはロシアにおける新しい戦争の方法で、なぜなら、歴史的にロシアの兵士採用にはほとんど費用がかかってこなかった
契約兵士一人当たり年間400万~450万ルーブル(約4万ドル)が支払われ、前線で重傷を負ったり死亡した場合にも同額が支払われる
ロシア人が戦う動機の1つがお金になっており、年間3兆5000億ルーブル(約317億ドル)に達するこの莫大な金額は国家予算から賄われてきた
その結果、軍事費のかなりの部分が戦争に携わる人々に支払われることになる
契約兵士一人当たり年間400万~450万ルーブル(約4万ドル)が支払われ、前線で重傷を負ったり死亡した場合にも同額が支払われる
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
ロシア人が戦う動機の1つがお金になっており、年間3兆5000億ルーブル(約317億ドル)に達するこの莫大な金額は国家予算から賄われてきた…
そこから資金は商業銀行の預金に「移行」しており、これは預金金利が年率22~23%(主要金利は21%)と高いことと
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
この資金を消費または投資するための商品やサービスの供給が十分でないからだ
2024年末までに、ロシア国民は約60兆ルーブルを超える預金を蓄積している pic.twitter.com/QxQqzYXgMd
この資金のおかげで、ロシア人は豊かになっているように見える
しかし、ロシア人がそのお金を使うための必需品は十分ではなく、有用な商品やサービスという形で付加価値は生み出されていない
戦争は膨大な非生産的支出であり、生産された戦車や銃は個人にとって消費価値がない
このため犠牲になった民間経済は、需要のバランスを取り、有効的な商品供給を行うことが出来ない
この資金のおかげで、ロシア人は豊かになっているように見える
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
しかし、ロシア人がそのお金を使うための必需品は十分ではなく、有用な商品やサービスという形で付加価値は生み出されていない
戦争は膨大な非生産的支出であり、生産された戦車や銃は個人にとって消費価値がない…
ロシアは2024年6月以来、工業生産の成長か停滞しており、これは
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
①2022年からの動員、移住、そして今夏の中央アジア人の国外追放による労働力不足
②企業が事業活動に必要な事業資金の借入金のコストが高いこと
現在この借入れコストは金利25%を超え、多くの企業の売上総利益を奪う形となっている
さらに、西側諸国の企業がロシアから撤退したことによる影響で生産ラインの停止も発生し
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
この時限爆弾のタイマーは、すでにカウントダウンを開始している
現在の状況を変えるには、経済資源を民間生産の発展に向ける必要があるが、そのためには軍事費の大幅な削減、つまり戦争の終結が必要になる
上記の要因により、ロシア経済では需要と供給の大きな不均衡が生じ、言い換えれば、現金で購入できる有用な商品が不足している
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
ロシアで蔓延しているインフレは、この歪みの直接的な結果であり「ロシア経済の亀裂」を生じている
そのうち配給制とか、公定価格設定して警察力で抑えにかかるか
— TOMIO (@TOMIO39140985) February 1, 2025
まぁ、総力戦経済っすな
その割には、支出拡大がしょぼいが
ロシア国内でも、経済政策の派閥が別れてて、ナビウリナ総裁は統制経済への回帰に対して反対の意見だけど、戦争継続のために解任されたら一気に統制経済へ移行するかもしれませんね
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
ナビウリナ総裁が解任されてからが、戦時経済の本番でしょうね
— TOMIO (@TOMIO39140985) February 1, 2025
1937年の日本の軍事費が3億円で、1939年が6億円、1944年が730億円となってます。
ロシアの戦争経済の本気度を考えるうえで参考になると考えています。
現状は、まだ余力を残しているなぁと
高橋是清氏が226事件で暗殺されてから、財政のタガが外れ軍事費が急拡大
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025
ロシアも財政ファイナンスという禁じ手は残されていますが、インフレへの道にまっしぐらだからねぇー
財政ファイナンスのインフレは、配給制と公定価格の強制、20%金利、強制貯蓄、強制的な国債売りオペ、消費税UPで強制的にデフレにして相殺できますよ
— TOMIO (@TOMIO39140985) February 1, 2025
本邦が80年前にやった手なんでこれらが実装されてから本当の総力戦なんだろうと思いまする
なんで露はまだ財政破綻はしないと思っています。
銀行の強制融資等の隠れ支出もあるからね。
— 😻K M💙💛 (@KM80955005) February 1, 2025
恐ろしいレベルですわ😱
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) February 1, 2025