自民党総裁選に新政権発足とテレビに映りっぱなしの岸田文雄首相。メディアジャックで自民党の支持が上向き、就任直後の解散総選挙で圧勝する――。そんな岸田首相の高笑いが聞こえてきそうな神無月だが、ひょっとしたら霜月には冷笑されているかもしれない。そう、野党の候補者一本化が奏功すれば「与党過半数割れ」もあり得るという首相も「聞きたくない」予測があるからだ。
特技が「聞く力」と自負する岸田首相は早速、病院や宿泊療養施設の視察に赴き、選挙戦に向けたアピールに余念がない。それもそのはず、首相にとって次期衆院選は「真の宰相」となるのに欠かせない登竜門になるからだ。総裁選での勝利も、党役員・閣僚の人事も、甘利明幹事長や麻生太郎副総裁、安倍晋三元首相による「3A」の影響力が大きく働いたのは今や国民の多くが知るところである。この「傀儡政権」という汚名の払拭には、衆院選圧勝による求心力上昇が唯一の手となる。党幹部が検討していた衆院選日程からの「1週間前倒し」を選択したのは一日も早く自らが主導権を握りたいとの意思表示だろう。
それでは、次期衆院選はどのように予測されているのか。週刊誌上をにぎわしている総選挙議席獲得予測を見ると、圧勝が見込まれていたはずの首相の野望は綱渡り状態にあるように見える。「週刊現代」(2021年10月2・9日号)は「【11・7衆院総選挙】全289選挙区完全当落予測」特集で、選挙プランナーや全国紙政治部デスクらの分析も交えて小選挙区ごとにシミュレート。自民党は20議席減の254議席、公明党は1議席増の30議席で与党は計284議席と予測している。
「週刊朝日」(2021年10月8日号)は「自公『落選危機』選挙区77」とする記事で、前回(2017年)衆院選で野党候補者が一本化されていた場合、その合計獲得票が与党候補者を上回った小選挙区は64に上り、与野党の拮抗や保守分裂などがみられる13選挙区を加えた77選挙区の「落選危機リスト」を紹介、自公過半数割れもあり得るとシミュレーションしている。萩生田光一経済産業相、上川陽子前法相などの「大物」も複数含まれている。
「週刊ポスト」(2021年10月8日号)は「落選させやすい小選挙区【60】」と題した特集で、前回衆院選の小選挙区で当選した自民党議員と次点との得票差が小さい60選挙区をリストアップ。前デジタル担当相の平井卓也氏(香川1区)や前厚生労働相の田村憲久氏(三重1区)もランクインしている。
今夏に自民党が実施した調査で「最大で70議席減」という衝撃的な結果が出たと大騒ぎになった自民党議員にすれば、不人気の菅義偉政権から看板を付け替えることに成功して、一時は「もう安泰!」と喜んでいたはずである。ところが、岸田新内閣の支持率は軒並み低調だ。選挙情勢に詳しい全国紙政治部デスクは「支持率や首相の人気は『追い風』となって反映されることがありますが、今回はないでしょう。基本的に勝負の鍵を握るのは対決の構図です」と指摘する。
前回衆院選を見ると、自民党や公明党の候補者が野党系候補者と「一騎打ち」だったのは43選挙区で、野党系は15勝にとどまる。289選挙区のうち、162選挙区が希望の党や日本維新の会を含めた3つの勢力での争いとなったためだ。このうち共産・社民が立憲民主党に一本化した23の選挙区では、野党系は与党を上回る12勝だった。
今回、小選挙区に約80人を擁立予定の維新とバッティングするところは避けられそうにないが、前回と異なるのは多くの選挙区で戦った希望の党の候補者が存在しないことだ。代わりに小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が国政進出を表明したものの、岸田総理による投票日前倒しも響き、擁立者数がどの程度の規模となるかが不透明な情勢だ。結果として失敗に終わったが旋風を巻き起こした前回と比べ、迫力不足の感は否めない。
その結果、野党候補者が乱立して与党が「漁夫の利」を得るような選挙区が減る可能性は高い。ただ、216選挙区での候補者擁立を準備する立憲と、共産や社民、れいわの競合はいまだ約70もあり、一本化調整ができるか否かが結果を大きく左右する。
10月9、10日実施のFNN・産経合同世論調査によると、衆院選の比例投票先は自民が39.1%で、立憲(9.5%)の4倍近くに達している。ただ、次期衆院選で「野党の議席が増えた方がいい」は35.9%と、「与党の―」の22.1%を上回った。次期衆院選(定数465)は、「週刊現代」の予測通りならば自民が単独過半数を上回るが、「週刊朝日」「週刊ポスト」にある「落選危機」候補者たちの多くが苦杯をなめる展開になれば、「与党過半数割れ」もあり得る(一部略)
デイリー新潮取材班編集2021年10月13日 掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10131700/
勝てるのか?おい!
ないないw
野党があのざまでどうやったら過半数割れするのよ
立憲や共産が大勝するとでも?
自公が過半数割れしても、
維新の会、ファーストの会、国民民主党などが
政権に加わって過半数になるだろうから、
岸田政権は続く。
>>12
維新はあるだろうけど国民民主はない
ファーストは連立したところで何の役にも立たん
引き締めないと組織がゆるむからね
今回は立憲にしとくよ
出口調査だけな
>>14
奇遇だなぁ~
俺も毎回出口調査では民主党、立憲民主党に投票してんだよ
油断したら負けだろ
こういうときは勝てると思っても頭下げるべきです
安住・福山・辻本・蓮舫
この辺がぎゃんぎゃんわめいてる間は自公安泰だろうな
個人の願望書かれてもなぁ
野党がだらしないから自民党は選挙で大勝するはず
自民の圧勝だろ?
グダグダ野党に入れる奴いるの?
白紙票を反映して議席減らせればいいのに
ないない
野党が票伸ばす要素ないんだから微減くらいよ
>>51
今回は野党が伸びるんじゃなくて
投票率が下がって
その分、与党票が減ると言う予想なんだろ。
>>77
投票率下がれば与党有利だよ
夢見すぎ
無い無い
立憲に任せられるわけないし立憲も政権取る気全く無い
責任を取りたくない野党が一番政権交代を望んでいないんだぞ
投票率は下がるだろうな
確かに自民に入れたくない奴は増えてるだろう
だが、自民に入れたくない奴はそれ以上に野党に入れたくない
だから投票しないって行動になるから政権自体は変わらない、って話
>>1
やったね!枝野幸男が言った通り立憲民主党が単独過半数だね!全立候補者が当選しても無理だけど。
そう、野党の候補者一本化が奏功すれば
ここ笑うポイントだからねみんなw
>>129
共産党が資金難で候補者を絞る必要があるから
共産は100くらいしか出さないと
結果的に100程度は一本化できる。
これは絶対にないと思うw
前の民主党が勝った時とは空気が違い過ぎる
パヨの俺だけど、今の空気で野党が勝てるとか
さすがに楽観的過ぎるわ
野党が一本化された場合と言っても、その一本化がうまくできない感じがあるが
この記者は基本中の基本と言われる青木の法則知らないのかねw
内閣と政党の支持率足すと100%越えてる訳で過半数割れと出ないはずだ
野党が全然メディアに出てこないので大丈夫
勝てるかって単純に考えたら自公が100議席以上失ってそれがまんま立憲共産社民れいわに入らないと政権交代はないんだよ?
あるわけないじゃん