1:名無しさん




2025年8月12日、台湾のポータルサイト・vocusに「『タコピーの原罪』は『無責任』な作品なのか?」と題した記事が掲載された。

「一時的な話題が落ち着いたあと、『タコピーの原罪』には何が残ったのか。強烈な画風、コントラストの効いた映像、説明しがたい不安感や混乱は残った。しかし、同作が扱う社会問題についての掘り下げはほとんどなかった。物語には、いじめや心の傷、家庭環境など、深く議論できるテーマが多く含まれている。それにもかかわらず、作中ではそれらを正面から語らず、背景として消費している印象が強い。もちろん、作品が解決策や前向きな価値観を必ず示す必要はない。しかし、敏感なテーマを使うなら、その重みを表現として引き受ける必要がある。テーマをただの視覚的インパクトや感情操作に使うだけでは、それはもう『表現』ではなく『消費』なのだ」と指摘した。

また、「『タコピーの原罪』では、加害者が過度に美化されて描かれている。視聴者は彼らの悲しい過去や心の傷を知ることで、暴力をある程度正当化し、許してしまうよう誘導される。この構図は、加害者と被害者の境界を曖昧にし、いじめの残酷と真に向き合うことができなくなる。物語の終盤、久世(くぜ)しずかと雲母坂(きららざか)まりなは、タコピーの犠牲をきっかけに和解する。しかし、その結末は『お互いに傷を持っているから仲直りしよう』という浅い結論に過ぎない。これは本当にトラウマからの解放なのか、それとも『和解という形で責任を避けた』にすぎないのか」と述べた。

全文はこちら
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/recordchina/business/recordchina-RC_958392