1:名無しさん


ヒト特有の遺伝子を組み込んだマウスが、驚くほど複雑な鳴き声を発するようになった――。

アメリカのロックフェラー大学(RU)で行われた研究によって、脳内のRNA(遺伝子のメッセージ)」を“切り貼り”する働きをもつ遺伝子NOVA1という遺伝子をヒト型に改変したマウスで、周波数の変化や鳴き声のパターンが通常より多彩になる現象が確認されました。

わずか1か所のアミノ酸置換が神経回路やシナプス形成に影響し、“音声コミュニケーション”の複雑化をもたらしている可能性があります。

本研究ではまず、マウスのNOVA1遺伝子を最新のゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9を使って改変し、ヒト特有のアミノ酸配列をもつ“ヒト型NOVA1”マウスを作製しました。

これにより、ネアンデルタール人などの古代型ヒトとは異なり、現生人類がもつ特徴的なNOVA1を再現したマウスが得られたわけです。

研究チームは、この“ヒト型NOVA1マウス”と通常の野生型マウスを比較し、脳の構造・神経活動・発声行動など多角的に調べました。

特に注目されたのが「鳴き声」の解析です。

解析の結果、“ヒト型NOVA1”マウスの鳴き声は、周波数の変動幅が大きかったり、持続時間に複雑な変化が入ったりといった特徴が見られました。

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https://news.livedoor.com/article/detail/28196231/