トヨタの本気、次世代電気自動車は「ギガキャスト」導入で欧米中陣営に反転攻勢へ
「電動化」の中で、筆者として最も大きなインパクトがあったのが、車体の成型工法である「ギガキャスト」だ。車体製造といえば、鉄系材料からプレス工程で部材を打ち抜き、これらを溶接する工程が一般的だ。
それをギガキャストでは、アルミ鋳造で一気に造形化する。これまで日系大手自動車メーカーでは本格的な導入事例のない全く新しい工法である。
関連する技術展示では、車体後部の比較をした。部品点数88・工程数33の現行品が、ギガキャストでは部品点数も工程も一気に1となるとの説明だ。
一般的には、“鋳物はもろい”というイメージがあるが、開発担当者は「エンジン製造などで培った技術を応用する」と強度や“もろさ”に対する懸念はないという。
また、アルミ鋳造品と鉄系部材との溶接についても「弊社にはエンジン等で十分な知見があり、今後具体的な製造工程を考慮していく」と新工法の実現に向けた自信を見せた。
こうしたギガキャストを利用し、車体の前部・中間部・後部の3分割構造モジュール化し「電池の進化をすばやく取り込む」という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3846a050ad6cd1e2b05bb474d94aa466cdcb567
大きな部品を一体的に鋳造できるので、従来必要だった数千点の部品が不要になるらしい
https://i.imgur.com/s3IxCYt.jpg

