ブラジル・リオデジャネイロで3月17日、体感温度が62.3度を記録し、観測開始以降最高を記録した。異常な暑さの影響で、山火事が発生したり、深刻な水不足で北部ロライマ州では、25年間で最悪の干ばつ被害が拡大している。
■観測開始以降最高…体感温度62.3度
リオのカーニバルで知られるブラジル第2の都市・リオデジャネイロで17日、膨大な数のビーチパラソルが、砂浜をほとんど隙間もなく埋めつくしていた。プールも芋の子を洗うような混雑ぶりだ。
これらの事態を招いたのは、観測史上一番の熱波。記録的な暑さが、2023年から続くブラジル。現地報道によると、リオデジャネイロ市の気象警報システムが、市の西部で3月17日午前9時55分、体感温度62.3度を観測し、2014年の観測開始以降、最高を記録した。
この異次元の暑さを和らげようと、世界的に知られるリオデジャネイロのコパカバーナなど、市内のビーチには人々が殺到。全長4kmにわたる白い弓形の砂浜で知られるコパカバーナでは、足の踏み場もないほど、ビーチパラソルが並んだのだった。
■「毎日シャワーを浴びる水がない」
異常高温で、水不足も深刻化している。
住民は、「毎日シャワーを浴びるための水がない。飲み水さえ十分にない日もある」と話す。
こうした中、ブラジル北部のロライマ州では、過去25年間で最悪の干ばつ被害が拡大し、山火事も発生。異常高温は、大規模な自然災害を引き起こしている。
(「イット!」 3月21日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbb836cbe26b339a29ec089edf1f069807577540