富士山で事故が多発しているー─。
2024年7月10日、静岡県側が山開きすると、わずか24時間で4件の遭難事故が発生し、3人が死亡。14日にも登山道で倒れている男性の死亡が確認され、死者は4日で4人を数えている。
「山梨側は7月1日に山開きしていますが、こちらも8日に吉田ルートで中国籍の男性が死亡しています。つまり、夏山期間ですでに5人の死亡者が出ている異常事態なのです。
原因は、天候の悪化に加え、3連休で登山客が多かったからでしょう」(事件担当記者)
静岡県警の地域課は、「X」で富士登山の危険性を訴えている。
《【緊急配信】静岡県側富士山開山(7/10 9:30)から24時間以内に3人の登山者が命を落とされました。他にも救助要請が多数。登山前に必ず天気予報を確認。暴風雨予報なら登山自体の中止を。生命に関わる事です。山頂より命の選択を》(7月12日)
この投稿には、暴風雨のなか、要請を受けて出動する救助隊員の動画も添付されている。あまりの風に前進できず、「みんなで、かたまっていこう」と叫んでいるシーンだ。救助する側も命がけであることがよくわかる動画で、閲覧数は15日時点で1000万を超えている。
登山家の野口健氏は、12日、この投稿を引用し、自身のXを更新。
《レスキューする側もリスクを背負っています。原則、県警による救助は税金で賄われます。遭難者からしたら無料。そのおかげで安易に救助要請するケースも。私は有料にすべきだと。ドカンと請求すれば、登山者側も行動に慎重になるのではないかと》
野口氏の発言に対して、コメント欄には《山の救助は有料では?》という質問もあるが、野口氏は《民間ヘリは有料ですが、県警ヘリは無料となります》と返答している。
野口氏は13日にも、軽装で富士登山を強行する外国人が多いというニュースを引用して、
《「登らないで」と伝えたにも関わらず強行した場合は仮に遭難しても「救助しなくてもいい」というルールを作った方がいいのか。または膨大な救助費をペナルティーとして請求するのか》
《仮に「救助しなくてもいい」となっても、その後の処理を考えるといずれにせよ費用は発生します。やはり、外国人の入山料金を3万円ぐらい徴収してもいいのではないでしょうか》
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7ed4d432e5106e5b43d10056d15cf48b9d10c51
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