日本一クジラを解剖してきた研究者・田島木綿子さんの初の著書『海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること』(山と溪谷社)が発刊された。海獣学者として世界中を飛び回って解剖調査を行い、国立科学博物館の研究員として標本作製に励む七転八倒の日々と、クジラやイルカ、アザラシやジュゴンなど海の哺乳類たちの驚きの生態と工夫を凝らした生き方を紹介する。
海の哺乳類の中でも、ジュゴンやマナティは海牛類に分類される。現在、世界中で生存が確認されている海牛類はたった4種。マナティ科のアフリカマナティ、ニシインドマナティ、アマゾンマナティ、そしてジュゴン科のジュゴンだけである。
クジラや、アザラシ、オットセイなどの鰭脚類(きょうきゃくるい)にくらべると非常に少なく、絶滅が危ぶまれている。そんな海牛類には、かつて、「ステラーカイギュウ」と呼ばれる幻の海獣がいた。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/3e83809fe3e0eebfda5bb1c3b2adb8f8cf8c28f3
2021年11月20日 7時02分