ロシア体操連盟が今夏に独自の国際大会を開催する方針となり、中国などに加えて韓国も参加する可能性が出てきた。
ウクライナ侵攻に対するスポーツ界の制裁でロシア勢は体操でも国際大会から排除されている中、同連盟は新たな国際大会を計画している。
ロシア国営通信社「タス通信」は、同国の体操代表チームを率いるバレンティナ・ロディオネンコ監督が大会の計画を公表したと報道。「ロシア体操連盟が8か国の参加を得て、カルーガで国際大会を開催する予定であると語った」と伝えた。
ロディオネンコ氏は「現在カレンダーを変更し、7月に外国チームを招待してカルーガでの国際カップを準備している。これまでのところ、約8か国になる」と説明。その参加国について「韓国、トルコ、イスラエルが含まれている。私は中国を主なライバルとして見たいと思う」と明かした。
注目すべきは韓国だ。ロシアではこれまでも他の競技も含めて独自の国際大会を開催する計画が出ているが、いずれも親露国である中国や旧ソ連の国々の参加が見込まれていた。トルコやイスラエルもロシアとは結び付きが強いが、親米派のはずの韓国が参加候補に入っていることは大きな波紋を呼ぶことになりそうだ。
ロシア主催の体操大会がどのような形で開かれるのか今後の動向に注目が集まりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00c8f42b967efcf8881268762aa25266d3c2703