1:名無しさん


国宝を修理するため重要文化財を売る!?本堂の修繕に寺は4000万円負担か…多額の維持管理費に住職「もう売却しか手がない」

 経済的な不安を抱える寺がある中、実際に重要文化財を文化庁に売却したという寺があります。滋賀県湖南市にある「常楽寺」。約1300年の歴史があり、国宝の三重塔など境内にはさまざまな文化財があります。そのうちの1つ、国宝に指定されている本堂は、檜皮葺(ひわだぶき)と呼ばれる檜の樹皮を重ねて作られた屋根がありますが…

(常楽寺 住職・若林孝暢さん)「一部が突風であおられてめくれてしまった。いつ全体的に被害が起きてもおかしくない」

 50年以上前にふき替えたという屋根は去年秋の突風で一部が剥がれ、今はトタンで応急処置をしています。屋根全体にびっしりと苔が生え、ところどころが剥がれかけています。放置すると雨漏りが起こるおそれがあり、すぐにでも修理が必要だといいますが…

 (住職・若林孝暢さん)「見積もりでは(修理費は)4億円は超えるんじゃないかと。1割ほどが常楽寺の負担金となるようで、4000万円ほどはいるんじゃないかと思っております」

 国や県などから補助は出るものの、寺に檀家はおらず、観光収入も十分ではありません。そこで住職は多額の修理費を工面するため、苦肉の策に出ました。所有していた重要文化財『絹本著色浄土曼荼羅図』を文化庁に約2億円で売却することにし、その代金で本堂を修繕することを決めたのです。

 (住職・若林孝暢さん)「他に案があれば売却するという考えはなかったんですが、もうそれ(売却)しか手がないというのが現状でございます」

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