「じゃあ香川県が被災したらどうするんだ」というご指摘がありましたが、香川県の場合は「災害時における麺類の調達等に関する協定」というものがあり、武力攻撃事態を含む全ての災害時に県の要請で速やかにうどんの炊き出しを行うスキームが確立されているので問題ありませんhttps://t.co/LTwNJ0Gh44
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 12, 2024
なぜかネタと思われていたので一応補足しますが、例えば香川県では(自衛隊と違い輸送機や補給艦はないため)民間有志キッチンカーによる迅速なうどん炊き出しの検討と防災訓練が実際に行われるなど、災害時・戦争時でもうどんの遅滞なき供給が出来るよう努力が行われていますhttps://t.co/XqB2YLh8bE
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 12, 2024
なお「災害時における麺類の調達等に関する協定」については次のリンクで閲覧が可能です。
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 12, 2024
他にも例えば第8条では「麺類の供給等をする際には、車両を緊急又は優先車両として通行できるように配慮するもの」と定められていますhttps://t.co/ReFTHSSG85 pic.twitter.com/sO9yisfmOV
香川県外への供給は「国若しくは都道府県から食料」の要請を受けてから、かつ他の食料以外にうどんを送る必要がある場合に発動されます
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一方で香川県内で発災ないし武力攻撃を受けた場合は、国の判断を待たず、県庁がうどんが必要であると判断すれば速やかにうどんの供給が行われます https://t.co/o4quBsoImH
なおこれは別に「うどん県」アピールではなくて、香川県民の平均のうどん消費量が約200玉/年(国民平均から金額ベースで約2倍、量換算で4~7倍、データ元により上下あり)なので、それがもし食べられないとなればシンプルに県民生活に多大な影響があるためです
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またこれは香川県や民間組織が自前でうどんを供給できない場合に備えた最後の防波堤としての協定なので、今現在のように余力がある場合には、特にこうした強制力は行使せずとも、組織個々に普通にうどんの県外提供が行われます
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例えば今回の炊き出しは七尾市と親善都市である丸亀市単体での判断です
「国や自衛隊は何をやってるんだ」みたいな指摘がありましたが、協定自体はあくまで地方・民間ベースの協定であり、過去には陸上自衛隊第14旅団の後方支援を受けてうどん店の大将を被災地に派遣し炊き出しを行うなど、きちんと協力関係は構築されていますhttps://t.co/BUOQGl0hCu pic.twitter.com/HKHQY6xhKu
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「香川県がそんな在庫を持ってるの?」なる質問がありましたが、県庁にはそんなにありません
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 12, 2024
ただし香川のうどん生産量は全国2位の埼玉に重量ベースで2倍強かつ消費量も「金額で」2倍で、いわば県全体がうどんの巨大ローリングストックになっており、有事はそれを利用しますhttps://t.co/Q29VAHMjRu
「他の県にはないの?」という質問については、麺類供給協定を結ぶ所は他にもありますが、締結相手からして暗黙に「うどん協定」と分かるようなのは少なくて、似た例は長野県の「そば協定」があります
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※ただし長野県が鮨組合など他の組合と個々に結んだ内の一つという扱いhttps://t.co/W1oH41chTo pic.twitter.com/56G84aUqks
「域内協定だし県外供給があれば完璧だったな」とご指摘がありましたが、わざわざ県組合以外に本場さぬきうどん協組と協定締結されてるのがミソでして、同組合は全国製麺協同組合連合会に加盟・代表が常務理事のため、瀬戸内海=物理的ハードルはともかく県外とのパイプ役になれる配置になっています https://t.co/AM72hz6tPW
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 12, 2024
排水問題のご指摘については、残念ながら香川県も完全には解決できていません。ただ「環境に優しい打ち方マニュアルの整備」「うどん排水処理技術・装置の開発」(高速メタン発酵方式処理など)は順次行っており、特に県内なら高濃度うどん排水処理施設の設置も進んでいますhttps://t.co/uAMz7o32Ts
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
またそもそもうどんが水を使うことについては、うどんとは別に「飲む水」について別途サントリーと災害時における飲料水の調達に関する協定を締結しており、うどんはあくまで「水」や「米」と並行して(県民の生活を損なわずにうどんを炊く上水が確保できる前提で)独立に調達します
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
(今回の炊き出しで人員と設備を派遣するのは、恐らくは「より少ない水で、負荷の少ないうどん炊き出しができる香川県民」を用意して「空のタンクで雑用水にならない排水を持ち帰れる」ためだと思われるのですが、これはあくまで元県民の予想なので話半分としてください……)
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
「元は高知の水だろ」これも仰る通り四国4県で分配された早明浦ダムの水は香川の水道用水の半分(丸亀市は3.7割)を占めます
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
ただ将来は、コストはともかく海水淡水化の検討実証は行われており、うどん排水処理と合わせ既存リソースに負担をかけないうどんにも期待がありますhttps://t.co/av5rTt0Qpi pic.twitter.com/mNje3BdkJ0
「いずれ香川県も輸送機や補給船や強襲揚陸艦を持つのでは?」とご指摘頂きましたが、確かに憲法上は県の交戦権は否認されていませんが、うどんの炊き出しは国民保護の一環で行われますし、船を作る金属があるならうどんを茹でる釜がたくさん作れてしまうので、そうはならないと思います。
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
「香川県民は砂漠の中でもうどんを茹でるのか?」とイタリア軍になぞらえて言われてますが、実際「高松砂漠」と呼ばれるほどの渇水でもうどんを食べることは辞めなかったので、そう言われてしまうと県民は目を逸らすことしかできません。我々は砂漠の中でもうどんを湯がきますhttps://t.co/Lru9YdqQUR
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
実は災害時のうどんの完全な展開はまだ実現できていなくて、というのも本来の讃岐うどん店には稲荷寿司とおでんがつきものなのに、炊き出しでは流石にそこまでカバーできていなんですよね。飛車角落ちというか
— 旅🐟布 【央408】 (@orphenoch555) January 13, 2024
現在のスキームは、あくまで応急的に主食部分のうどんの展開に最適化された形式なわけです https://t.co/9J2wMC3yNI
うどん県の思考は流石に斜め上を行く
— Ora-cle (@VAWFMAN) January 12, 2024
さすがうどん県…強すぎるw
— 炒飯 (@genthalf) January 12, 2024
ネタじゃなくて真実 これは強い
— Notintelli_Inc. (@notintelli_inc) January 13, 2024
ネタや無いんかーいww pic.twitter.com/kRCHKkHsZK
— ω (@arida71) January 12, 2024
ちなみに、この協定は今回のような県外の災害でも発動されます。https://t.co/pDq9eFCYGU pic.twitter.com/FlelMpJEv1
— AB1QQ (@AB1QQ) January 12, 2024
この全方位うどん戦略はもはや
— くうねる (@eat_sleep__play) January 12, 2024
うどんの、うどんによる、うどんの為の県じゃないですか
(震えながら味噌煮込みうどんを抱えだす)