1:名無しさん




アニメ化により著者に入る収益は、大きく分けて2種類あります。

著作物使用料
アニメ制作で、テレビ放送など主な目的(一次利用)で著作物が使用される際の対価です。これは固定額となります。

二次使用料
一次利用で作られたアニメがパッケージ販売や動画配信、グッズ化される際の対価で、レベニューシェア方式が取られます。いわゆる「印税」に相当します。

① 著作物使用料について
アニメ1話あたり、一般的には10万円~15万円程度が支払われ、1クール(12話)であれば、製作委員会から出版社に支払われる金額は120万円~180万円となります。

② 二次使用料について
こちらは売れ行きにより収益が大きく異なるため、予測が難しい部分です。
Blu-rayの販売形態(単巻かBOXセットか)、販売価格、製作委員会の方針により収益が変動します。また、販売枚数も大きく異なり、100枚程度しか売れないアニメもあれば、数万枚を売り上げるアニメもあります。

ちなみに、日本シナリオ作家協会(シナ協)などの規約では、二次使用料の計算式は「ソフトの本体価格 × 1.75% × 出荷枚数」と定められています。この計算式は、アニメの製作委員会でも基本的に採用されています。

参考
https://kakuyomu.jp/works/16816927861514037607/episodes/16816927861635663318#:~:text=%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%86%E3%82%8B%E3%80%90%E5%8D%B0%E7%A8%8E%E3%80%91%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82,%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82