古代ローマ下水道のカニ
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) July 8, 2024
「カニはテベレ川から切り離され、仲間から隔離されて、発展を続ける都市の真ん中に取り残された。
「彼らは古代からずっとローマの中心部から動けずにいたのです。今われわれが目にしているのは、かつて生息していた古代の群れの生き残りです」」https://t.co/Ka6LFOL3Gw
およそ2000年もの間、カニたちは古代の下水道システムを利用して都市の地下を移動してきた。特にトラヤヌスの広場の下には、人間によるアクセスがほぼ不可能な運河やトンネルが集中している。カニが地上に姿を見せることはほとんどなく、出てくるのは夜間、人間が出すゴミや動物の死骸を食べるときだけだ。
「ローマの地下、特に古代フォロ・ロマーノ周辺は水が非常に豊富で、多くの通路や隠れ場所があり、生き延びるための条件が整っています」と、イタリア、ローマ・サピエンツァ大学の環境生物学者マルコ・セミナーラ氏は言う。
「この場所でカニが長く生き延びてきたことは、驚くには当たりません」。ローマ帝国が崩壊してフォロ・ロマーノが使用されなくなったことで、カニたちはだれにも邪魔されずに一帯で繁殖できるようになり、そのおかげで長く生き残ったのだろうと、氏は述べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7f69d22e9e54b3c1dafee9479399702eb1ef09
古代ローマの中心部のフォロ・ロマーノは、丘に囲まれた湿地帯だったが、首都ローマが都市化された古代の時点で、排水用の下水道が整備されると、湿地帯に流れ込んでたテベレ川の分水に生息してたカニが、川の本流と切り離され、ローマ帝国が滅亡してからも、カニは下水道に暮らし続けたとのことです。
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) July 8, 2024
ローマ下水道のカニは、同種の他個体よりも13~20%大きいとされ、人間の方がフォロ・ロマーノから去っていっても、その地下で生き続けてたが(下水道自体は現在も使用されてる)、そのカニの隠れ場所の下水道システムも、発掘調査で露出するようになると、カモメやカラスに捕食されるカニが増えたとか
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) July 8, 2024
我々が彼らを観察してきたように、彼らもローマと人類の栄枯盛衰を代々眺めてきたんだなあ……と思うと感慨深い🦀
— 桜と橘 (@Tatibana_Guards) July 8, 2024
そこに、ずっとカニがいた、って視点が鮮やかでした。
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) July 8, 2024
面白かったです。
— 会祥大慶(カイショウ タイケイ) (@kaishou_taikei) July 8, 2024
共和政時代からローマの下水道に住んでいたんですね。
ローマの下水道と聞くだけでワクワクしますが、そこがかつては湿地帯で、水が流れ込んでて、そこに色々な生き物が生息してたかもしれない場所だとか思うと、楽しくなりました。
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) July 8, 2024
ありふれてるかもしれないので、どのくらい隔絶されてて、どのくらい他の個体群との違いを有するのか、は今後もしっかり研究してほしいところですが、
— 六線沢(非営利) (@Exodus_Solidus) July 8, 2024
そのへんが確かにそうなら、とても胸が躍りますね!
ちなみにポタモン属のカニには、トルコのシラス台地でよく鍾乳石化して見つかる種もいます! pic.twitter.com/8NGHXOIW44
何かRPGやファンタジーみたいだ
— 辺野辺野 茂平次 (@MrbMpFqpqt71323) July 8, 2024
古代からローマを見守っていたのが蟹だったとは
— アンタレスP&T&S@C100日曜(2日目)西お07 辞退 (@me262b1) July 8, 2024
最後のローマ市民はまさかのカニ
— モズロズン (@tobirasimero) July 8, 2024
イタリアは未だに執政官街道とかがある
— tekitoutekitou (@tekitoutek99269) July 8, 2024