1:名無しさん


東映の斬られ役として50,000回斬られた福本清三さん。

しかし、時代劇が制作費がかかりすぎると

現代劇に駆り出された。

とりあえず空手の型を覚えて、なんとか体裁が整ったころ

当時人気者だった「キックの鬼」沢村忠を出して映画を撮ろう!となった。

沢村さんは格闘家であって役者じゃないから、

かすらせるとか寸止めするとかの技術がない。

しかもカメラが回るとアドレナリン全開となり

段取りでなかった真空跳び膝蹴りとか

延髄斬りとかがバンバン飛んでくる。

やられ役だって劇中じゃなく

リアルに殺されたくないから蜘蛛の子を散らすように逃げ回り

監督が怒っちゃった。

「てめーら、黙って殺されろ!」と言われて

冗談じゃねーよ、とぼやいた斬られ役の皆さまだった(´・ω・`)